劇を通して光の性質説く 「光子の裁判」を上演

校友

2010.4.27 11:58

 本学出身の演出家渡辺美帆子さん(22歳、2010年芸術卒)率いる劇団「渡辺美帆子事務所」は4月15日と19日、理工学部駿河台校舎などで裁判劇「光子の裁判」を上演した。原作は、1965年にノーベル物理学賞を受賞した故朝永振一郎博士のエッセー。


 劇中の裁判では、建物進入の罪に問われた「波乃光子」が、二つのドアのどちらを通ったかが争点となる。「二つのドアを同時に通り抜けた」と主張する光子を検察官は「あり得ない」と厳しく追及するが、弁護人は光子の証言が正しいことを立証する。
 光子は光の比喩(ひゆ)であり、劇を通して、光が波と粒子の両方の性質を持つという量子物理学の中心概念が分かりやすく説かれる。
 量子科学研究所の島田一平専任講師(非線形・非平衡統計物理)が企画し、公開講座として開いた。
光子の裁判 HP用.jpg
                リハーサルを行う劇団員