漫画『クニゲイ』作者に聞く ~高野陽介さん~
自らの大学時代を基に描く
提供=高野陽介/集英社
美術大学の映画学科に入学した主人公・加々美大助の希望と苦悩に満ちたストーリーが描かれる―。本学芸術学部出身の高野陽介さん(2018年卒)は『クニゲイ~大國大学藝術学部映画学科~』(以下、『クニゲイ』)を今年5月から「少年ジャンプ+」で連載中だ。
『クニゲイ』の舞台は高野さんの出身である同学部映画学科がモデルだ。本作で登場するキャラクターも、同学科の教授たちなど実際に出会った人々を基に制作した。主人公には自分自身を投影。ライバルの大澤門は理想の自分や大学時代の友人などからイメージしたという。
自分の体験したことを正直に、極力脚色せずに描くことが本作の主軸。高野さんは漫画の連載がなかなか決まらず、行き詰まっていた。そんな時に、大学時代の親友と当時の思い出を語り合う。それがきっかけとなり、大学での体験に基づいた漫画を描こうと思い立った。
高野さんは自身の大学時代について「友人ができたことが一番の財産だった」と振り返った。現在も漫画を描く際には友人の助けを借りることも。創作について語り合える友人ができたことは大きかったという。
中学生の頃、漫画家を目指していた友人の影響を受けて漫画家という夢を追い続けてきた高野さん。「チャンスを得るには意地で続けること」。悔しい思いをし、つらい状況に陥っても描き続けたからこそ、連載というチャンスをつかんだのだと語った。
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