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16学部祭  前年上回る11万人超来場

12学部で他学部との合同企画希望

 10月11日の歯学部「桜歯祭」から始まった本学16学部の学部祭は、11月4日まで開催された芸術学部「日芸祭」など七つの学部祭を最後に閉幕した。本紙調査によると、全学部祭の総来場者数は前年比約1・3万人増の11万5094人。11の学部祭で来場者数が増加したことがわかった。また、他学部との合同企画は4学部で実施、次回以降の開催希望は12学部と高い結果となった。
 本紙調査は各学部祭実行委員長にアンケートし集計した。
 来場者数では特に危機管理学部とスポーツ科学部の「三茶祭」が注目された。地域の大規模イベントとの同日開催を実現したことなどで、同3029人増と来場者数が過去最高を記録。
 そのほかの学部祭による集客策としては、駅やバスなどの公共交通機関に学部祭の開催広告を出稿したり、SNSを積極的に活用したりするなど、各実行委員会の工夫が見られた。
 また、学部祭の運営面では実行委員会の人員管理について聞いた。学部祭の準備は長期間のため、途中で実行委員を辞めてしまうケースもあり、人員不足に陥った学部祭もみられた。一方で、実行委員との交流会や合宿などを通じて仲間意識の結束を強め、運営を円滑に進めた学部祭もあった。実行委員会メンバーがモチベーションを最後まで持続させられるかが課題といえる。
 他学部との合同企画の開催については、12学部(11学部祭)で実施したいと回答。理由としては「日大としての一体感がほしい」「野菜のたたき売りや水族館企画など、他の学部祭には魅力的な企画がたくさんあるため」などが挙げられた。
 今年の学部祭では経済学部など4学部で合同企画を実施したと回答。そのほか、合同企画を実施しようと企画していたが、「お互いの学部祭の開催日時が合わなかった」「自学部祭を運営していくだけで手一杯だった」など、開催にはハードルの高さもうかがえる。

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