学生意識調査 8割が学修環境に「満足」
生成AIは9割弱が利用
本紙は4月30日から5月15日まで、本学14学部・短期大学部の学生475人に対し、本学における学修環境について意識調査を実施した。学生の8割が現状の学修環境に満足していると回答。生成AI(人工知能)ツールについては9割弱の学生が利用しているなど、日常のツールとして急速に浸透していることが分かった。
調査方法はグーグルフォームを使用。質問は「本学における学修環境の満足度」「相互履修制度の認知度」「生成AIの関心度」について、選択式と記述式のほか、自由回答で意見も寄せてもらった。
Wi―Fiが生命線
まず、「本学の学修環境に満足していますか」との質問に、「どちらかといえば満足している」との回答が53・5%(254人)、続いて「満足している」が28・8%(137人)。全体の8割がおおむね満足という高い評価だった。
満足している点(複数回答)を尋ねると、「学内Wi―Fi」が37・3%(177人)とトップ。次に「教室環境」「授業時間」と続き、学内のインフラが整っていると評価する学生が一定数いることが分かった。
一方、満足していない点(複数回答)の回答トップも「学内Wi―Fi」39・8%(189人)となり、学部や教室内の場所によって通信品質に差が出るとの声が上がった。近年はノートパソコンやスマートフォンの使用を前提とした学修スタイルに移行している。学生が学部や場所に関係なく快適に学べる環境へのさらなる改善が必要だ。
相互履修は周知不足
次に相互履修制度について聞いた。自分の所属する学部・学科以外の授業を受講して単位を修得できる特色ある制度だ。国内最大規模の総合大学としてのメリットを実感できるものだが、57・3%(272人)が「知らない」と回答。魅力的な制度が半数以上の学生には周知されていない現状となった。
また、「知っているが、利用したことはない」との回答が36・8%(175人)。そのうち、4割の学生が「他のことで忙しい」を理由に挙げた。受講するには、煩雑な手続きやキャンパス間の移動など時間と手間を要する。タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する学生には、利用へのハードルが高いようだ。
さらに、制度の名前は知っていても「受講できる授業が分からない」「手続きの方法を知らない」と、制度の詳細について知らない学生もいた。中には情報の周知不足を指摘する声も散見された。制度の周知はガイダンスや学部要覧で示されているが、大学側からのさらなる制度の周知が必要と言えそうだ。
学修補助として利用
近年、生成AIが文章や画像を自動生成する日常ツールとして急速に普及している。生成AIの使用については半数を超える53・1%(252人)が「よく使っている」と回答。「たまに使っている」を含めた生成AIの使用は全体の87・0%(413人)を占めた。
用途(複数回答)は「論文・レポート等を作成する際の補助」「アイデア出しのサポート」との回答がそれぞれ半数以上で、補助ツールとしての活用が多かった。一方で、「論文・レポート等の作成をしてもらうため」と回答した学生が11・8%(53人)だった。学びの機会が失われる懸念も起こっているようだ。
また、生成AIの利用が急増することに「自分で書いたレポートがAIだと疑われないか不安」「丸投げの人と評価が変わらず報われない」と、大学の評価基準に対して不安視する声が多く示された。生成AIの利用が当たり前になった今、利用のガイドラインや評価基準についても今後課題となりそうだ。
そのほか、「思考力や判断力の低下」「情報の信ぴょう性」を懸念する意見も挙がった。これからは生成AIを「どう使いこなすか」が学生にとってより重要になっている。
今回、回答した学生の学部の内訳は法学部53人、文理学部63人、経済学部52人、商学部65人、芸術学部67人、国際関係学部29人、危機管理学部27人、スポーツ科学部10人、理工学部42人、生産工学部19人、歯学部4人、松戸歯学部7人、生物資源科学部27人、薬学部1人、短期大学部9人。工学部は遠方により対面での調査依頼が実施できず、医学部は回答が集まらなかった。







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