重量挙げ全日本学生個人 本学勢8人が表彰台に上る
4階級で頂点に


クリーン&ジャークで143㌔を上げる上坂 三度目の正直で栄光を手にした山口


男子94㌔級を制した浪越 ジャーク1本目175㌔に成功した鈴木
男子60㌔級の若林玲希(経済1=付属藤沢高)はスナッチ103㌔、クリーン&ジャーク122㌔を上げ、トータル225㌔で初出場ながら3位に入った。
同65㌔級の上坂はスナッチ120㌔に成功。ジャークは1本目に143㌔を記録した後、試技を棄権したが優勝を収めた。
同71㌔級の山口は、スナッチ2本目で130㌔をマーク。3本目は失敗に終わったが、ジャークの3本目に155㌔を成功させ1位に輝いた。また、同級の山﨑椋太(文理2=同高)は、スナッチ1本目124㌔を記録。ジャーク2本目に154㌔を成功させ、トータル278㌔で2位となった。
同94㌔級の浪越は、スナッチ1本目にして140㌔を上げ首位に立つ。3本目に146㌔から148㌔に重量を増加させるも失敗。ジャークは172㌔を記録し、トータル317㌔で2位と29㌔差をつけ優勝した。
同110㌔級の鈴木はスナッチの2本目で2位の下里鷹裕(中大4)を4㌔上回る140㌔に成功し逆転。ジャークは175、180㌔と立て続けに成功させる。3本目の185㌔は頭上に上げ切れず失敗するも優勝を収めた。
同110㌔超級に出場した松山響介(スポーツ科2=滋賀・堅田高)と塚田直人(同4=栃木・小山南高)は同校対決。塚田はスナッチ147㌔、ジャーク180㌔を上げる。松山が塚田のジャークを上回る182㌔を成功させ、力強くガッツポーズを見せた。結果、塚田がトータル327㌔、松山が同328㌔と1㌔差の接戦。優勝こそ逃したものの2、3位で表彰台に上った。
稲垣英二監督は「荒い試合が多かったが、今後の大会に向けて頑張ってほしい」と振り返った。
絶えず向上を図る

スナッチ1回目を成功させる上坂
〇…「スナッチ120㌔で満足はできない」。今大会65㌔級で優勝を果たした上坂はすでに先を見据えていた。
競技人生の転機は大学1年生のとき。部内の体制変更で監督・コーチ陣が交代し、練習環境も激変。特に成長につながったメニューは「インターバルスクワット」。1分以内のインターバルでスクワットを10回3セット行う。バックスクワット(バーベルを後ろで担ぐ)の重量が25㌔伸び、脚力が鍛えられたと成果を実感した。
今大会は、5月29日から行われる全日本選手権や7月の東日本大学対抗選手権に向けた力試しの大会と位置付けた。目標は完全優勝とスナッチで自己ベストの更新。
スナッチ1本目では115㌔を成功させた。「1本目を成功させると、良い試合になる確率が高い。楽しい試合になった」と振り返る。続く2本目の119㌔は試技間隔が6分開き、体が動かなくなってしまったことで失敗。3本目、中野龍斗(明大4)の記録を1㌔上回る120㌔に設定。声援が響く中、稲垣英二監督に「自信持って、思い切りやってこい」と背中を押され本番へ。見事成功を収め自己ベストの更新を果たした。
クリーン&ジャークは、トータル優勝を狙い143㌔を上げた。その後は2月に第一肋骨(ろっこつ)を痛めたことを考慮し棄権したものの、スナッチ、ジャークそれぞれで1位を獲得した。
今後の目標は全日本選手権の入賞とジャークで161㌔を上げること。同期の泊幸大郎(生物資源科3=京都・海洋高)が記録したジュニア日本記録の更新を目指し、さらなる高みへ挑戦する。
意地を見せた試技

表彰台で笑みを見せる山口(中央)
〇…失敗したら記録なし。後がないクリーン&ジャーク3本目で山口は意地を見せた。
肘が曲がってしまい反則動作で失格になることが多い山口。ジャークの試技に苦手意識を持っていた。昨年の全日本学生個人選手権もスナッチで2位につけたものの、ジャークは13位。悔しい結果に終わった。大会終了後、稲垣英二監督からは立った時に持ち手の幅を広げる動作を指導され、現在もその改善を意識して試技に臨んでいる。
今大会はスナッチ130㌔、ジャークは160㌔、トータル290㌔を目標に掲げた。
スナッチ1、2本目を順調に成功。3本目は自己ベスト132㌔を1㌔上回る133㌔に挑戦したが、惜しくも失敗。
一方、課題としていたジャークは苦戦。アップ時に監督と話し合い155㌔に設定した。1本目、左手の位置が思うように調整できず失敗。続く2本目も頭上に上げられずバーベルを落とした。「焦りから落ち着いて試技ができなかった」と振り返る。
迎えた3本目。失敗すれば記録なしという一層緊張が走る場面。いつも通りやることを意識した。結果は見事成功を収め1位に輝いた。
今後の目標は、5月29日から開催される全日本選手権でスナッチ135㌔、ジャーク165㌔、トータル300㌔を目指す。「けがをしないことが一番大事。けがをすると練習ができないので」。競技と真摯(しんし)に向き合いながら、記録更新へ山口は突き進む。







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