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合同企業研究会就職セミナー  26年卒予定の3412人参加

就活早期化の影響大

 3月1日に2026年3月卒業・修了予定者を対象とした企業の採用広報活動が解禁した。これを受けて本学は同月3日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで「合同企業研究会・就職セミナー」を開催した。216の企業・団体がブースを設け、3412人の学生が参加。26年卒業・修了予定者を対象とした今年のセミナーだが、近年の就職活動早期化の影響もあり大学2年生の参加も多数見られた。

 セミナーでは企業・団体が各ブースに分かれ説明を行った。学生たちは複数のブースを巡り、メモをとりながら熱心に聞き入っていた。
就活全般に関わるさまざまなサポートを行う「東京新卒応援ハローワーク」の職員は「就活をしていく上で、人と比べてしまう学生が多い。自分のやりたいことを意識し、焦らず継続していくことが大事」と学生にアドバイスしていた。また、地方就職(UIJターン)、中小企業への就職を考えている学生や外国人留学生対象の相談コーナーも設置された。
参加した藤沢雄真さん(芸術・文芸3)は就活早期化を受けて「早すぎると感じつつも、乗り遅れないように自分も早めに動いていくしかない。だから大学がこのような場を開催してくれるのはありがたい」と話した。
参加企業からも、早期化の波に乗らないと優秀な学生を採ることができないという意見が多く聞かれた。生活用品の専門商社・友和の人財開発部社員は「少子化による人手不足の影響か、企業が学生を選ぶという形から、学生が企業を選ぶ形に変わってきている」と昨今の採用の難しさについて語った。
リクルートの就職みらい研究所が実施した調査によると、26年卒業予定の大学生907人のうち48・4%が3月1日時点で内定をもらっている(前年比8・1%㌽増)という採用早期化の結果も出ている。

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