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日芸映画祭  『日大闘争』など15作品

「声のあげ方」の違い考える

 芸術学部映画学科の学生が主催する日芸映画祭が12月7日から13日までの7日間、東京都渋谷区のユーロスペースで開催される。
 
 テーマは「声をあげる」。2023年10月に起きたハマスとイスラエルの軍事衝突に対して、アメリカ各地の大学で反戦を求めるデモが起きるなど、同世代の学生たちが行動する姿に感化されたという。テーマを選定した溝手連さん(芸術・映画3)を中心に、ただ現地で抗議することだけではない、自分なりの「声のあげ方」を考えてほしいとの思いを込めた。
 
 「若い人に見てもらいたい」という願いをもとに幅広い時代から15作品を選び、ジャンル分け。さまざまな事件や問題を網羅し、満足感のある作品を上映することで、時代ごとの「声のあげ方」の違いが映し出されるという狙いだ。
 
 『日大闘争』、『続日大闘争』は1968年に公開された。2011年度に行われた第1回「映画祭1968」開催のきっかけとなった作品だ。もう一度学生運動で声をあげる姿を上映したいとして選んだ。機動隊に立ち向かう学生らの連帯力や切迫した表情にも注目してほしいという。
 
 4日目に行われる上映後のトークショーには、日大闘争当時、芸術学部闘争委員長だった真武善行さんを招き、当事者の声を聞ける貴重な機会となっている。
 
 また『憎しみ』と『ソビブル、1943年10月14日午後4時』の2本は今回の映画祭のために、学生がフランスの配給会社とやり取りし、上映に至った。日本では現在見ることができない映画となっており注目の作品だ。

 実行委員の藤井柚楽さん(芸術・映画3)は「トピックに目を向け、自分の中に落とし込み、考えを深め伝える。今回のテーマも含め、どの社会情勢に向けても必要なこの行為は今後の映画祭で学生の方にも意識してほしい」と今後の映画祭に期待を込めて語った。

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