卓球・関東学生 48年ぶり単複2冠達成
ダブルスで吉山兄弟が初Ⅴ
卓球の関東学生選手権が6月10日から12日まで埼玉県の所沢市民体育館で行われた。男子ダブルスで吉山僚一(スポーツ科4=愛知・愛工大名電高)と吉山和希(同1=北海道・星槎国際高)の兄弟ペアが初優勝。同シングルスでは兄の僚一が初優勝を果たし、本学勢として48年ぶりの単複2冠に輝いた。
10日に行われた同ダブルス準決勝に吉山兄弟ペアが出場し、中大の前出陸杜(4)・小野泰和(2)ペアと対戦。1、2セットを連取するも3、4セットを取り返されセット数2―2に。しかし最終セットを取り決勝に駒を進めた。
決勝では法大の岩井田雄斗(3)・佐藤卓斗(3)ペアと対戦。互いにセットを取り合う一進一退の攻防となりセット数2―2に。迎えた最終セットでは法大に先制を許すも、その後は安定して得点を重ね10―2でマッチポイントに。最後は僚一がスマッシュを決め、初優勝を収めた。
12日に行われた同シングルス準決勝の試合で僚一は弟の和希と対戦。1セット目を先取したものの2、3セット目を落とし逆転を許す。しかし、その後3セットを連取し勝利した。
続く決勝の相手は木方圭介(明大3)。1セット目を木方に奪われるも2、3セット目を僚一が連取し逆転。しかし、木方も4セット目を取り返しセット数2―2に。5セット目は8―2と僚一の圧勝に思われたが木方に10―9まで追い付かれる。プレッシャーのかかる場面だが安定したレシーブを決め僚一が王手をかけた。最終セットは10―6でマッチポイントに。最後はチキータ(バックハンドで強い回転をかける返球)を決め見事初優勝を果たした。

男子ダブルスで優勝を果たした吉山僚一(右)・和希兄弟(提供=関東学生卓球連盟)
兄弟で高め合う
〇…吉山兄弟が関東の頂点に立ち、その実力を改めて示した。
二人は自分たちの積み重ねてきた練習への自信を胸に試合に臨んだ。相手に意表を突かれて苦しい場面もあったが、動揺することなく自分たちのプレースタイルを貫いて勝利した。
これまで兄弟でペアを組むことは少なく、一緒に練習する機会も多くなかったという。それでも細かい技術などを確認し、限られた時間の中で連係を深めていった。
二人の特徴は僚一がパワーで攻める一方、和希はスピードを武器とする。このため、普段の練習でも互いに刺激を受けている。僚一は質の高いボールを打ち、ミスを減らすことを追求。和希はフットワークやサーブ、レシーブを重点的に強化している。僚一は弟のスピードやカウンターの精度から学び、和希は兄の技術を手本とする。互いに信頼しそれぞれの強みを生かし合う関係が今回の結果につながった。
優勝を決めた瞬間、二人は喜びよりも安堵が大きかった。周囲からの期待がかかる中で結果を残せたことに胸をなで下ろし、次の目標へ視線を向けた。まずはインカレでの優勝。しかし二人は「世界選手権やオリンピックで金メダルを取って、多くの人に知ってもらえる選手になりたい」と将来も見据えていた。吉山兄弟の挑戦はこれからも続いていく。







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