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フェンシング 全日本・団体  女子フルーレ団体4連覇

5冠達成

 フェンシングの全日本選手権の団体戦が昨年11月21日から23日まで青森県むつ市のむつマエダアリーナで行われ、本学は女子フルーレ団体で4連覇に輝いた。その結果、2025年度の同団体は主要大会タイトル5冠(関東学生リーグ・王座・関東学生選手権・インカレ・全日本団体)達成を果たした。フェンシングのタイトル5冠は本学として09年の同サーブル団体以来16年ぶりで、同フルーレ団体では初の快挙。

 大会初日に行われた同フルーレ団体は2回戦から出場。準々決勝では24年の全日本学生王座決定戦で敗れた早大と対戦。2セット目まで1失点に抑え10―1と好調なスタートを切ると、4セット目の竹山夏芽(スポーツ科1=京都・乙訓高)と8セット目の中出陽愛(同4=岐阜・羽島北高)が5点を先取して大きく突き放し、45―14で圧勝した。

 続く準決勝の相手は法大。1セット目に竹山柚葉(同4=京都・乙訓高)が5―0と先制する。勢いそのままに7セット目には16点差をつけ、一歩も先を譲ることなく、45―28で勝利した。

 迎えた決勝では日女体大と対戦。1セット目を5―3で押さえリードするも、6セット目ではエース・長瀬凜乃(2)からの反撃を受ける。素早く的確なアタックに6連続得点を許し、中盤で26―25と1点差まで詰められる。

 しかし、続く7セット目で岩本鈴菜(文理4=和歌山北高)が猛攻。1セットの間に8点を取る活躍を見せ、35―29まで一気に突き放す。最終セットではアンカー・竹山柚葉が落ち着いたプレーで得点を重ね45―33と勝利。圧倒的なチームワークを見せつけ、見事4連覇を果たした。

仲間に感謝して

 女子フルーレのキャプテン・中出。チームメートからは「点を取ることもできれば、つなぐこともできるオールラウンダー」と称されるほど安定感のある選手だ。

 しかし、今大会では決勝戦中盤で、相手の勢いに押され1点差まで詰められる展開に。「受け身になってしまい、自分のプレーが空回りになってしまった」と振り返る。

 それでも、後半には圧倒的なチームワークで点差を引き離し優勝。カバーしてくれたのは同級生2人(竹山柚・岩本)だった。

 小学校からの友達でもあり、ライバルでもある3人。大学入学前には高校の制服姿で渋谷へ遊びに行った思い出もある。

 中出は今大会をもって、競技から離れる決断をした。キャプテンとして本学女子フルーレ団体初となる5冠達成の無敗チームをつくり上げた功績は輝き続ける。

五輪につなげる

 インカレ個人2連覇の実力を持つチームの要・竹山。勝敗を決める最終セットの出番「アンカー」を担う重要な立ち位置だ。

 プレー中には、色々なアイデアが浮かぶという。相手の一つ先を読み、自分から技を仕掛ける意識で戦略的に戦う。

 今大会でも最終セットで47秒を残し、決勝点を決めきった。「序盤はアタックがかみ合わなかったが、修正し最後に力を出しきれた」と振り返った。

 竹山には大きな夢がある。「五輪でのメダル獲得」だ。しかし、道のりは険しく1年生のときには、前十字靭帯(じんたい)をけがする挫折も味わった。それでも諦めずに練習に励み、パリ五輪ではスパーリングパートナーとしてチームに同行。世界の舞台まではあと一歩だ。

 竹山は卒業後も、アスリート社員として競技を続ける。夢をかなえる瞬間もそう遠くはないだろう。

絶対勝てる自信

 「負ける気しやんかった」。今大会をそう振り返るのは、チームのムードメーカー・岩本。強みは、豪快でスピードのある攻撃。アグレッシブで見応えのあるプレーが特徴の選手だ。

 今大会でも、決勝で本領を発揮した。1点差まで追い込まれ、迎えた7セット目。このメンバーで戦える最後の試合に緊張感が走るも、岩本には「このチームなら絶対勝てる」という自信があった。ひるむことなく果敢に攻め続け、結果6点差まで引き離す大健闘。見事チームをタイトル5冠にまで導いた。

 試合終了後には、涙ぐみながらチームメートと抱き合う姿もあった。1年生の頃から目指してきた「5冠」。その壁は高く、これまで悔しい思いが募っていた。最終学年でようやく達成できたこの結果は「自分たちが成長できた証し」につながったという。

 今後も競技を続ける岩本。これからも自信を胸に、彼女らしいプレーで世界に挑んでいく。

エースとして期待

 チーム唯一の1年生で、控え選手「リザーブ」の役割を担う竹山(夏)。姉・柚葉の影響で競技を始め、昨年9月には全国規模のジュニアの大会で3位の実力を持つ。

 リザーブは、ときに試合の流れを変える起爆剤となり「少ない出番の中でいかに自分の力を発揮できるか」が重要となる。

 今大会では準々決勝・4セット目に出場。油断の許されない状況のなか、落ち着いたプレーで見事5連続得点。1点も取られることなく、5セット目へとつないだ。

 姉の柚葉は「3歳差なので大学で初めて同じチームでプレーできた。世界を目指す仲間として一緒に頑張りたい」と妹を激励する。出場メンバーが大きく変わる今年のシーズン。エースとしての活躍が期待される。

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