パラスキー 世界選手権 OB川除が逆転で金

坂道を下る川除(提供=本人)
男子スプリントでも2位
パラクロスカントリースキーの世界選手権が2月12日から14日までイタリアのドッビアーコで行われ、男子10㌔クラシカル立位で川除大輝(2023年スポーツ科卒=日立ソリューションズ)が優勝を果たした。
また、2月26日から3月9日までノルウェーのトロンハイムでノルディックスキーの世界選手権が行われた。初めてパラ競技が開催され、川除は男子スプリントクラシカル立位で2位に輝いた。
川除は生まれつき両手足の一部に障がいがあり、バランスを保持、加速するためのストックを持たずに滑る。
10㌔クラシカルは1本勝負。前半約5㌔までは抑えて2、3番手につけ、1位に約4秒差と離されないようレースを進めた。坂道を得意とする川除。今回のコースは坂道が少なかったが、その中で勝負を仕掛けてラストに巻き返し、見事優勝に輝いた。
スプリントクラシカルでは予選がかなりの降雪で水分量が多い日本の雪に近い状況。環境が有利に働き良い滑りができた。一方、準決勝と決勝は大雨に見舞われコンディション不良となった。
決勝は得意な上り坂でうまく攻めることができ優位に。しかし、下りでは納得の滑りができず、ラストにフランスの選手に抜かれて2位と悔しい結果となった。
26年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季パラリンピックで金メダルを目指す川除。「夏の厳しい練習で気を抜かない。他の大会でも表彰台に立って勢いをつけたい」と抱負を語った。
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