ヨット全日本学生個人 池田・福田・田中チームⅤ
470級で他大を抑える
ヨットの全日本学生個人選手権が9月5日から8日まで愛知県蒲郡市の豊田自動織機海陽ヨットハーバーで行われ、470級(3枚の帆を使用する)で池田海人(法3=茨城・霞ヶ浦高)・福田拓斗(危機管理4=福岡・中村学園三陽高)・田中瑠衣(スポーツ科4=茨城・霞ヶ浦高)のチームが優勝に輝いた。

(左から)池田海人 、福田拓斗 、田中瑠衣
初日の第1レースから第4レースは池田・福田ペアで出艇。第1レースはスタートの位置取りを誤り出遅れ、周囲を他大の艇に囲まれる不利な展開に。追い上げるも結果は9位に終わった。
第2レースは攻めの姿勢で臨んだ。スタートから順調に進み、追い風を生かした走行でさらに順位を上げ、2位に入った。
第3レースは序盤からトップ集団に食い込み、最初のカーブ地点を過ぎた時点で既に2位。そのまま好調な展開が続き1位を飾った。
第4レースは2位でフィニッシュ。しかし、1位だった早大ペアがルール違反で失格になり、繰り上げ1位になった。
2日目は風が弱いため重量を減らしてスタート。そのため、第5レースと6レースは池田・田中ペアで出艇。スピードを上げようとしたが、連携がうまく取れず結果は5位となった。
第6レースでは前レースからの不調が続き連携ミスが多発。スタートから不調に。重量を減らして得たスピード感を生かせず、12位に終わった。「次のレースで巻き返すしかない」。焦りが広がった。
第7レースでは池田・福田ペアに戻しての出艇。
前レースでの結果が心理的に響き、集中できずに32着で終わった。レース後「このレースは忘れて(一レースだけ順位を無効にできる)、最終日のレースに集中するしかない」と気持ちを切り替えた。
最終の第8レース。これまでのレース経験を生かして風の流れをうまく読み取りながら、1位でフィニッシュ。着順合計を2位と3点差の31をマークし見事優勝した。
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