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フェンシング  全日本学生王座  女子サーブル  団体2連覇  女子フルーレ  男子サーブル  準V

フェンシングの全日本学生王座決定戦が6月10日に東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、本学は女子サーブル団体で2連覇に輝いた。
その他、同フルーレ団体と男子サーブル団体で2位、同フルーレ団体が3位、女子エペ団体は4位に終わった。
(文・写真=小泉真太郎、荘田節)

今大会には今年4、5月に行われた関東・関西学生リーグ戦の各種目上位4校が出場、トーナメント形式で対戦した。
女子サーブル団体の初戦は中京大と対戦。終始落ち着いたプレーで点を重ね、45―29と圧勝。準決勝では早大と対戦し、1セット目で金子優衣奈(文理3‖東京・麹町学園女子高)が5―1と先制。その後、リードされるも4セット目で笠原佳姫(法3‖群馬・沼田女子高)が20―19と逆転。着実に点差を広げ45―30で勝利した。
迎えた決勝の相手は法大。3セット目で菊地心和(スポーツ科4‖岩手・一関第二高)が5連続得点で15―8に。リードを保ったまま、45―31まで引き離し2年連続の栄冠に輝いた。
また、同フルーレ団体では初戦で同志社大と対戦。4セット目の岩本鈴菜(文理3‖和歌山北高)が13点差まで突き放し、45―16で勝利。続く準決勝の中大戦も45―29で快勝した。
迎えた早大との決勝。本学は中盤で10点差まで開かれるも諦めずに攻め込んだ。最終セットで竹山柚葉(スポーツ科3‖京都・乙訓高)が40―40とタイに持ち込む。最後の一本勝負。一瞬の隙に相手の突きが入り、40―41で惜しくも優勝を逃した。
一方、男子サーブル団体は初戦で立命館大に45―34と勝利。準決勝では愛知工大を45―30で破り、決勝へ。しかし、法大に大苦戦し、25―45で惨敗、2位となった。
同フルーレ団体では、初戦の立命館大に45―36で勝利。準決勝では法大に25―45で敗れたが、三位決定戦では朝日大を倒し3位に入った。
そのほか女子エペ団体は初戦の朝日大を45―37で抑えるも、続く準決勝の明大に30―45で敗れ4位に終わった。

余裕もって勝ちたい

〇…最高学年として、本学女子サーブル団体を2連覇に導いた菊地。しかし、「満足したプレーはできなかった」と振り返った。
昨年11月に行われた全日本学生選手権(インカレ)。女子サーブル団体の準決勝で早大と対戦し、15―9と点差を広げて迎えた4セット目に菊地はまさかの11失点。得点も1点しか取ることができなかった。個人と団体ともに優勝したものの、自信をなくしてしまった。
「自分の気持ちをしっかりとコントロールできなかった」―。そう分析した菊地はプレーに対する意識を大きく転換。今までは自身の「感覚」に頼りきっていた。自分の調子に大きく左右されたり、相手との相性によって自分のプレースタイルが合わない時があったりした。
そのため、「感覚」に頼りきるのではなく、頭で考えることを意識。加えて、自分の気持ちをしっかりとコントロールすること。優勝を勝ち取るためにこの二点を重視して練習に取り組んだ。
今年4月の日本学生カップ。惜しくも優勝を逃したものの準優勝。「負けそうになる試合もあったが、自分をコントロールできた」と練習成果の手ごたえを感じていた。
5月の関東学生リーグ戦で同サーブル団体は全勝優勝。今大会の出場権を獲得し、臨んだ1回戦と準決勝を勝利。
迎えた決勝は法大と対戦。3セット目の菊地は積極的に勝負をしかけ、無失点で点差を開く。その後も菊地は着実に点を重ね続け、結果は45―31。本学は2連覇を果たした。
しかし、菊地は「後半につれて点数を取り急ぎ、雑なプレーになってしまった」と、まだ自分のプレーを確立できていないという。
今後の課題は引き続き、自分をコントロールし試合を優位に運ぶことと技術の底上げ。「余裕をもって勝てるようにしていきたい」とさらなるレベルアップで、関東学生選手権とインカレ優勝を目指す。

挫折を乗り越え成長

〇竹山はこれまで、インターハイ、ジュニアオリンピックカップなどで連続優勝を飾ってきた。しかし、今大会では本学女子フルーレ団体を優勝に導くことができず、「『優勝』を当たり前にするのって難しい」と頂点に立ち続ける難しさを語った。
幼い頃から、世界での活躍を目指す竹山。国際大会でメダルを取ることが長年の夢だった。
しかし、今夏のパリ五輪に向け練習を重ねていた一昨年の12月。前十字靭帯(じんたい)のけがで9カ月の長期離脱を余儀なくされた。その後、長期にわたるリハビリを乗り越え、昨年12月からワールドカップ3大会に出場するも、全て決勝トーナメントには残れず。苦しい半年間が続いた。
だが、「五輪に出場したい」という一心で、体力・筋力の向上トレーニングにも基礎から取り組んだ。
今年5月に行われた関東学生リーグ戦で3連覇を達成した同フルーレ団体。今大会でも初戦と準決勝で圧倒的な強さを見せつけて快勝する。
決勝の相手は関東学生リーグ戦2位の早大。2セット目でリードを許し、追う展開に。勝敗を決めるアンカーを担った竹山。時間いっぱい攻め込み、得意のアタックで40―40とタイに持ち込んだ。しかし、最後の一本勝負に敗れ、あと一歩のところで優勝を逃した。
竹山が大事にしている試合での「駆け引き」。だが、今回は相手の出方を待ったことで、自分から技を決め切ることができなかった。今後は、自分のペースに相手を巻き込む力が課題となる。
「苦しいリハビリを乗り越えた私は、前の自分よりも一回り強くなっていると思う」。竹山はそんな思いを胸に、試合に臨んでいるという。
今年のパリ五輪では出場の夢がかなわなかったが、サポートメンバーとして現地に向かう。憧れの舞台を生で見て、何を吸収し戻ってくるのか。4年後のロス五輪を見据え、竹山の挑戦は続いていく。

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