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フェニックス 学長決裁で正式に廃部決まる

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 本学スポーツを代表する名門アメリカンフットボール部の廃部が1月23日、酒井健夫学長の決裁により正式に手続きを完了した。
「フェニックス(不死鳥)」の愛称で知られた83年の歴史に幕が下ろされた。
アメフット部は昨年12月15日の臨時理事会ですでに廃部が決定。今回の学長決裁に伴い同日付けで正式に廃部となった。

フェニックスは学生日本一を決める甲子園ボウルで関東エリア最多の21回の優勝を果たすとともに、社会人チームとの国内トップを争った2021年までのライスボウルでも過去4回にわたって栄光に輝いた。
しかし、昨年8月に起こった違法薬物事件で同11月までにアメフット部部員3人が逮捕、1人が書類送検され、同部の活動は同9月から停止に追い込まれていた。

日大新聞オンラインでは本学アメフット部に関する過去記事を一部掲載する。廃部前の最後の試合となる昨春の法大とのオープン戦をはじめ、栄光の歴史の一端を感じてほしい。

法大との春季オープン戦 32点差で圧勝

 アメリカンフットボールの本学フェニックスと法大オレンジの春季オープン戦が令和5年6月24日、神奈川県の富士通スタジアム川崎で行われ、本学は46―14で勝利した。

法大のキックオフで始まった第1Q。中盤にQB小林伸光(文理1=東京・佼成学園高)のパス攻撃でエンドゾーン前12㍎付近まで前進し、QB小林がWR當間義昭(同4=東京・帝京八王子高)へのタッチダウン(TD)パスを成功。トライフォーポイント(TFP)も決めて、7―0と先制。第1Q残り数秒にはWR岩﨑充希(同1=東京・佼成学園高)が法大ディフェンス陣のタックルを振り切り、65㍎を駆け抜けTD。TFPも決めて14―0と点差を広げた。

第2Qは相手の反撃を許さず、フィールドゴール(3点)、セーフティ(2点)で5点を追加。19―0で折り返した第3QはDL鈴木龍斗(同3=静岡・知徳高)が相手のパスを弾き、そのボールをLB三ヶ尻晃基(同2=大阪産大付属高)がキャッチしてインターセプト。

その勢いを駆って、エンドゾーン前36㍎まで前進した本学は、QB小林の的確な判断でフェイク(相手をだますプレ―)に成功し、TD。TFPも決めて26―0に。しかし、第3Q終盤に本学ディフェンス陣が粘るも、法大にファーストダウンを更新し続けられ、TDとTFPを許す。26―7と点差を詰められた。

第4Q開始早々、QB小林がWR西山裕次郎(同4=横浜立野高)へのTDパスに成功し、TFPも決めて33―7に。その後も得点を重ね、39―7で迎えた第4Q中盤。法大にTDとTFPを決められるも、QB金沢檀(まゆみ)(危機管理3=東京・駒場学園高)が西山へのTDパスで46ー14と突き放し、圧勝した。

主将の三枝寛治(同4=付属豊山高)は「春季最後の試合として、負けたら日本一はないと覚悟して臨んだ。試合には勝ったものの、秋に向けての改善点が多く見つかった」と日本一奪還への意欲を語った。

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