メニューの開閉

研究

内閣府・秦教授に総理大臣表彰

防災研究の社会実装を評価

(左から)大貫学長、秦教授、関理事長(提供=広報部)

 内閣府は9月11日、「令和8年防災功労者内閣総理大臣表彰」の受賞者を発表し、本学危機管理学部の秦(はだ)康範教授(防災工学)が受賞した。秦教授は10月2日に東京・市ケ谷の日本大学会館を訪問し、大貫進一郎学長と関泰一郎理事長に受賞の報告をした。


 防災功労者内閣総理大臣表彰は、災害時の防災活動の実施、平時における防災思想の普及や防災体制の整備に顕著な功績のあった団体や個人を対象に毎年表彰している。
 秦教授は防災工学・災害情報学を専門として、現場に立脚した問題意識を学術的に実証。その成果を行政施策、地域防災、学校教育および産業界の防災実践に展開してきたことが評価された。本学の現役の専任教員が受賞するのは今回が初めて。


 全国および都道府県別の洪水浸水想定区域内の人口・世帯数に関する研究では、1995年から2015年までにそれぞれどう変化したかを分析。人口減少下においても、洪水リスクのある地域で人口や世帯数が増えている実態を明らかにした。
 また、04年の新潟県中越地震を契機に、自動車の走行履歴を集約して、車が実際にどの道路を通れたかを可視化する研究に着手した。07年新潟県中越沖地震では発生後に通行実績のあった道路情報を試験提供。その後、自動車メーカー等から災害時に通行実績情報(通れた道マップ)として提供されるようになった。


 秦教授は今後の防災研究について「複数の災害リスクを総合的に捉えるオールハザード・アプローチにより、研究成果を社会の仕組みに反映することが重要」と語った。また、「自分が普段いる場所にどのような災害リスクがあるのかを知ってほしい」と防災意識醸成の重要性を説いた。

関連タグ

合わせて読みたい

研究

東京都公園協会 福島さんが論文優秀賞

都の3庭園の特性を解明 賞状を手にする福島さん  東京都公園協会は本学生物資源科学部の福島志歩さん(環境4)に、同協会賞の論文部門優秀賞を授与した。同協会賞は東京を緑豊かな都市にすることを目的に1964年に制定された顕彰 […]

  • 生物資源科学部

研究

新制作協会 石田准教授に新作家賞

「数学的に隠された美」表現 『位相幾何学形態 Topological Morphology』(提供=本人)  新制作協会は9月16日、新制作展の授賞式を東京都港区の国立新美術館で開き、スペースデザイン(SD)部の新作家賞 […]

  • 芸術学部

研究

日本物理学会 玉岡准教授ら奨励賞

ブラックホール解明へ前進  日本物理学会の秋季大会が9月14日から17日までに目黒区の東京大学駒場キャンパスで開催された。16日には素粒子論懇談会を開き、本学文理学部の玉岡幸太郎准教授(量子重力学)が素粒子メダル奨励賞を […]

  • 文理学部

研究

歯学部  AIアバターを開発  歯科衛生士育成へ試験運用

歯科衛生士育成へ試験運用 AIアバターを利用する学生(提供=村山客員研究員)  歯学部は10月6日、保健医療ネットワーク、新宿医療専門学校、北斗文化学園と共同で、歯科衛生士育成のためのAIアバター「Avia Dental […]

  • 歯学部

研究

産官学連携の技術懇親会 

文理学部教員が成果を発表 研究成果を発表する宮田教授  本学とりそな中小企業振興財団は9月1日、文理学部の協力を得て技術懇親会「文理融合が生み出す次世代イノベーション~基礎研究から社会実装への架け橋~」を同学部で開催した […]

  • ピックアップ

研究

生物資源科 犬の稀有な血管異常

平本さんら世界初の症例報告 海外の学術誌に論文が掲載された平本さん  生物資源科学部の平本海優さん(獣医6)らの研究チームは、極めてまれな犬の先天性血管異常を世界で初めて診断・治療した症例を報告した。研究成果は「Jour […]

  • ピックアップ
  • 生物資源科学部
  • 研究