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研究

毎日出版文化賞  古川教授らが受賞  「昭和天皇拝謁記」を編集

 毎日新聞社主催の毎日出版文化賞が11月3日に発表され、企画部門に本学文理学部史学科の古川隆久教授(日本近現代史)らが編集した「昭和天皇拝謁記 初代宮内庁長官田島道治の記録」(全7巻)が選ばれた。

 同賞は1947年に創設され、毎年優れた著作物や出版活動を顕彰している。今回古川教授らは戦後に初代宮内庁長官として昭和天皇を支えた田島道治氏が記した拝謁記を編集した。

 全7巻あり、1巻から5巻までは拝謁記、6、7巻は田島氏の日記や関連資料が掲載されている。古川教授らはNHKの番組で解説したことをきっかけに、研究者や興味のある人が使えるようにしたいという思いから出版に向けた編集作業を開始。2021年に1巻が発行され、ことし5月までに7巻全てが発行された。

 編集過程での最大の難点は田島氏の日記の読み取り。カタカナやひらがなが混じった文章の解読はもちろん、背景を知らないと理解できない昭和天皇と田島氏の親密な関係を想定しながら内容を追加しないといけない部分も多く「読者に分かるように注記を編集一同やアルバイトの大学院生などで分担して補足をつけることが一番大変だった」と古川教授は振り返った。

 今回の受賞に古川教授は「いろいろな手間や苦労が多かったが受賞で報われた気持ちが大きい」と喜びを口にした。また「この記録の重要性を分かってもらい、活用してもらえるきっかけになればありがたい」と話した。

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