N.教学イノベーション推進プロジェクト 林理事長ら4人が講演
テーマは『銀河鉄道の夜』

「幸福とは何か」を討議する学生たち
本学の教学企画戦略委員会は昨年12月14日、「N. 教学イノベーション推進プロジェクト」を東京・市ケ谷の日本大学会館で初開催した。13学部・短期大学部、通信教育部の学生44人が参加。「宮沢賢治『銀河鉄道の夜』を読む」をテーマに林真理子理事長ら4人が講演した後、学生は「幸福とは何か」についてグループ討議を実施した。
同プロジェクトは本学の多様な学部から学生が集まり、一つのテーマに沿って考えを深める参加型のプログラム。学修意欲が高い学生に対し、他分野について学ぶ学生と学術的な視点で交流できる機会を提供することが目的。
前半の講演の部では作家として活動する林理事長をはじめ、『銀河鉄道の夜』をアニメ映画化した杉井ギサブロー監督、生産工学部の大熊康典教授(プラズマ理工学)、芸術学部のソコロワ山下聖美教授(日本近現代文学)が登壇した。林理事長は「作家からみる『銀河鉄道の夜』」と題し講演。現代の読者の心にも響く情景を描いた生命力のある作品だと評価した。
続く討議の部では、学生が7班に分かれ「幸福とは何か」をテーマに話し合った後、全体で意見を共有した。学生からは、インターネットの普及で幸福度が下がったブータンを例に挙げ「無知」こそが幸福だとする意見などが挙がった。
同プロジェクトを見学した大貫進一郎学長は「一つのテーマに対して複数学部の学生による多様な切り口の考え方が見られるのは本学ならでは」と討議の成果を語った。
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