新型コロナウイルス感染症の急激な拡大で首都圏などに緊急事態宣言が出される中、通信教育部の夏期スクーリングが始まった。 コロナ禍1年目の昨年は一部対面の講座も開かれたが、ことしはオンデマンド配信とZoomを用いたオンライン授業形態のみでの実施となった。全国各地の2778人の通教生が7月26日から8月22日まで、猛暑の夏の学びに臨む。 ことしは136講座が開講された。受講者が1科目を履修するには、事前のオンデマンド講座を7日間で5回受講した上で、8月9日から22日の間に設けられた1期2日間にオンデマンドもしくはZoomによる10回の講義をこなす必要があり、「9日間で1科目」を学ぶ形となった。提出課題を課す形式をとる。 体育実技も、自宅で行える運動を教員が学生に動画で提供するなど講義を用意。オンライン授業ならではの工夫を凝らした。 昨年度はコロナ禍の影響で開講できなかった前期授業の一部が夏期スクーリングに盛り込まれた。このためスクーリング期間中に開講した講座は192講座に上ったが、今年度は4月からの遠隔授業がスムーズに進み、ほとんど全ての授業が予定通り消化されているため、例年並みの開講数となった。 恒例の集夏祭は昨年に引き続き実施の見通しが立たず、2年連続で中止が決まった。 2021年度の通信教育部特待生、坂東奨学生が決まった。内訳は次の通り(敬称略)。 ▶甲種特待生 小沢庸子(文理・文〈英文〉2) ▶乙種特待生 小林麻由美(法・法律3) 小向泰憲(法・政治経済3) 伊藤光子(文理・文〈国文〉2) 金刺美和(文理・文〈英文〉4) 小林宗幸(文理・哲2) 大塚祐子(文理・史2) 宗像愛(経済・経済2) 本田早紀(商・商業2) ▶坂東奨学生 勝さとこ(文理・文〈英文〉2)国土交通省の「今後の自動車事故被害者救済対策のあり方に関する検討会」の座長を務める福田弥夫教授(保険法)=危機管理学部長=が7月13日、同検討会の報告書を赤羽一嘉国交相に提出した。 報告書は、自動車事故の被害者・遺族団体の要望を踏まえ、今後の救済対策の充実策をまとめた。 検討会には、医療、福祉、保険、法律の専門家や被害者団体、遺族団体が参加。近年の社会保障制度の変化、介護者の高齢化などを踏まえた被害者救済対策のあり方について検討した。 福田教授は「後遺障害が残る被害者の治療やリハビリ等の環境整備と、高齢化が進む介護者が抱く不安に対応する施策の充実、そしてこれらの制度が安定して継続できる仕組みづくりが求められる。提言が受け入れられ、被害者に対する保護や救済の制度がさらに充実することを期待する」と話した。コロナ禍で各自治体の独自ワクチン接種が進む中、松戸歯学部の歯科医師免許を持つ教員が千葉県我孫子市の要請に基づきワクチン接種を実施した。 接種に出向いたのは歯科麻酔学講座の山口秀紀教授ら8人。5月に日本歯科医師会の筋肉注射に関するオンライン研修を受け、6月13日、7月4日、11日、8月1日に同市アビイホールで、6月27日、7月18日には同市保健センターで接種に当たった。接種日には3人が会場に出向き、アビイホールでは1日約300人、保健センターでは同約200人に接種した。 さらに、6月中旬から7月中旬にかけて歯科医師免許を持つ学部教員、同窓会会員、希望する学外の歯科医師らを対象に、山口教授らが接種実技研修を行い、計68人が参加した。2年ぶりに開催される夏の甲子園出場をかけた地方大会が各地で行われ、本学付属校は東北高と山形高が出場を決めた。 2019年の本学勢の甲子園出場は3年ぶりのゼロとなったため、複数の付属校が出場するのは18年の3校出場以来3年ぶりとなる。 東北は7月25日の決勝で光南高と対戦。4―4の同点で迎えた九回裏のチャンスに一番大塚健太(3)が光南のエース星勇志(3)から適時三塁打を放ち、5―4で接戦を制した。東北の出場は18年ぶり8回目。 7月24日の山形と東海大山形高との決勝は打撃戦となった。山形は14安打9得点の猛攻で9―7で勝利。4年ぶり18回目の出場を決めた。 本戦は8月9日に開幕する。  理工学部の船橋キャンパスにある総合実験施設「テクノプレース15」前に、同学部創設100周と短期大学部創設70周年記念ロゴマークを立体化した巨大モニュメントが設置された=写真。 モニュメントはアルミ製で直径2・5㍍、30面の球体。理工学部の英語表記の頭文字CSTと「球体」を意味するSPHEREを組みあわせて「CST SPHERE」と命名された。幾何学的でありながらも、上から見ると有機的な桜の形が浮かび上がるようにデザインされており、「ことづくり」のための「ものづくり」を担う同学部を象徴している。 デザインは東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインを手がけた、野老(ところ)朝雄(あさお)さんが担当した。 駿河台キャンパスには昨年冬、同じモニュメントが設置されている。船橋キャンパスのものは、広い敷地を生かして球体の周りをベンチで囲い、夜には暖かな光によってライトアップされる。

(写真)

 新型コロナウイルスのワクチン職域接種はお茶の水、芸術学部の2会場で2回目が始まっているが、このほどお茶の水会場で校友を対象に加え、拡大することが決まった。1回目を8月2~4日の3日間、2回目を8月30日~9月1日の3日間で設定し、校友会本部事務局で希望者をとりまとめる。 全国で感染拡大が続くなか、大学での接種を推進することで、感染拡大防止にかかる社会的要請に応える。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、本学は6月21日、コロナ対策の切り札となるワクチンの職域接種に着手した。 本学は事前調査によって接種を希望する学生、教職員の人数を把握。本学医、歯、松戸歯、薬各学部の医師や歯科医師、看護師、薬剤師らの協力を得て実施する。6月21日から23日にかけて芸術学部会場で同学部の学生・教職員約3000人に対し1回目の接種をした。6月21日から29日にかけてはお茶の水会場(理工学部駿河台キャンパス)で経済、理工、歯の3学部の学生、教職員に対して1回目の接種を行った。 政府からのワクチン供給が滞ったことにより、法、生産工、通信教育部への接種は一時延期されたが、7月29、30日には法、8月2日には生産工、3日には生産工と通信教育部の学生らへ接種を行う見通しとなった。 2会場全体では、学生と教職員、付属校(幼稚園、こども園含む)教職員の計約2万4000人を対象とした職域接種となる。(7月15日現在) 6月中に1回目の接種を終えた学生・教職員の2回目の接種は芸術学部会場では7月26、27日、お茶の水会場では7月19日から28日にかけて実施する。 1回目接種が7月下旬~8月上旬に延期された学生・教職員は8月26、27日に2回目を行う予定だ。 さらに文理、国際関係、工学部などの会場を現在準備している。 ワクチン接種推進本部総責任者の山忠利専任副学長は、医、歯、薬の医療系学部を擁する本学の強みを指摘した上で「若者の感染者を減らすためにも接種率を高めていきたい。ワクチン接種を加速させ、一日も早く学生に日常生活を取り戻してほしい」と話している。 本紙が現地取材 6月28日、お茶の水会場で行われた経済学部生への接種を取材した。 接種を受ける学生は1階で検温を済ませ、予診表に基づいて問診を受けた。 接種会場には15の接種ブースが設けられ、歯学部付属歯科病院の歯科医師が接種を行った。接種会場の隣には休憩所が設けられ、約170席を確保。接種を済ませた学生らは15分間様子を見てから会場を後にした。 接種を済ませた学生の1人は「思っていたより早く終わった。担当者が大勢いて心強かった」と話した。

お茶の水会場で接種を受ける学生

2021年度の本学校友会役員総会が7月9日、東京都文京区の東京ドームホテルで開催され、校友会会長の田中英壽理事長ら役員374人(委任状213人含む)が出席した。 冒頭に田中会長は、オリンピックの無観客開催が決定したことと4度目の緊急事態宣言が発出されたことに触れ「この状況下ではあるが、役員総会を開催できたことに感謝している」と述べ、「これからも本学の発展に努力していく」と話した。 来賓代表の加藤直人学長は、コロナ禍で経済的に困窮する学生へ向けた校友会からの募金支援に感謝を表明し、「皆様には今後ともご支援いただきたい」と話した。 総会では、20年度の各種事業の経過、収支決算などの報告が行われた。 また、21年度の事業計画案、収支予算案などに加え、個人情報取扱規定、ガイドラインの制定など6議案が審議、承認された。 さらに、20年度の所属正会員数が最も多かった団体に対し部会別に補助費の目録が贈呈された。校友会子女入学試験特別優待生13人については、代表して出席した石井悠統さん(生産工・マネジメント工1)に目録が授与された。ことし3月に本学理事会で承認された「日本大学内部質保証の方針」に基づく内部質保証体制について、加藤直人学長による説明会が6月18日に日本大学会館の大講堂で行われ、各学部長、通信教育部長らが出席した。 2018年の文部科学省の省令改正で大学の内部質保証の促進が規定されたことに伴い、本学はことし3月に「全学内部質保証推進委員会」と各学部に「学部等内部質保証推進委員会」を設置した。 加藤学長は、内部質保証とは日本大学学則で掲げた目的及び使命に基づいて教育を行う中で、大学あるいは教職員が設定した学修到達目標に学生がどの程度到達し、現在どの水準にあるのかを大学内部で検証し、改善する取り組みだと述べた。 加藤学長はまた「本学を卒業する学生には学問の専門的知識以外にも任務遂行能力を身に付けてほしい。その成果を把握・評価し点検することが内部質保証。今後は全学部と連携を取りながら、検証と改善活動を進めていきたい」と話した。法学部の小田司学部長の再任が6月4日の理事会で承認された。任期は7月1日から3年間。 6月30日付の任期満了に伴い、学部長選出規程第15条に定める学部長候補者選出会議で小田教授を候補者として選出。その後、理事会の議を経て決定した。 【略歴】1963年8月6日青森県生まれ。57歳。87年法学部法律学科卒。90年大学院法学研究科博士前期課程修了、96年ヨハネス・グーテンベルク大学大学院博士後期課程修了。法学博士。97年国際関係学部専任講師、2001年同助教授、02年法学部助教授、06年同教授。 副学長に3教授 大学は本田和也副学長、小梛治宣副学長、大矢祐治副学長の任期満了に伴い、7月2日の理事会で新たに理工学部長の青木義男教授、国際関係学部長の渡邊武一郎教授、松戸歯学部長の小方賴昌教授を選任。また、渡邊教授を学長の代理・代行者に選任。いずれも任期は9月1日から来年8月31日まで。副学長の担当は次の通り(敬称略) 青木義男(学務、教学戦略)、渡邊武一郎(学生・就職、競技スポーツ)、小方賴昌(研究、知的財産、学術情報)