日本航空宇宙学会 「ストーク」遺産認定
学生主体の開発などを評価

当時授与された総長賞を手にする村松非常勤講師
日本航空宇宙学会は4月16日に、本学理工学部の学生が1975年から開発した人力飛行機「ストーク」を「航空宇宙技術遺産」に認定した。
同遺産は、日本の航空宇宙技術の発展史において画期的な製品や技術を顕彰するための制度。同機体(ストーク)の遺産認定に向けた推薦作業は、故・浅井圭介元特任教授(実験空気力学)や村松旦典非常勤講師(流体力学、元教授)らが中心となり、2023年の夏から進められた。
同機体は故・木村秀政名誉教授(航空工学)指導の下、学生が卒業研究として開発。当時の世界最長の飛行距離2093㍍を記録した。構造材にはバルサ(非常に軽い木材)を用い、一次構造部材には和紙の一種である「雁皮紙(がんぴし)」を併用。外皮にも雁皮紙が張られ、重量35・9㌔㌘の超軽量機を実現した。
遺産認定には学生が主体となって開発した点や当時の人力飛行の世界記録を樹立したことが評価された。その後の人力飛行機の開発、および航空技術者の育成に寄与したことも認定理由の一つ。認定証は同学部船橋キャンパス内にあるCSTミュージアムなどに贈られた。
同学部航空研究会の顧問を務める菊池崇将准教授(流体力学)は「当時の先輩たちが抱いていた空への憧れと同じ気持ちを持って、情熱を傾けてほしい」と「鳥人間コンテスト」に向けて奮闘する学生らに期待を寄せた。







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