松戸歯 佐野日大高の運動部員支援 マウスガードを製作
松戸歯学部は6月19日に佐野日大高の運動部の生徒にマウスガードを製作する「スポーツ歯科支援」を同高の同窓会室で行った。
この企画はスポーツに力を入れている同高の生徒に大学での学習にふれてもらうことが目的。「スポーツ歯科」の知見を生かした高大連携の取り組みで、今回で2度目の開催となる。
同学部の鈴木浩司准教授(スポーツ歯学・睡眠歯科医学)と淺野隆准教授(補綴(ほてつ)学・理工系歯学)ら教員4人と、大学院生1人、歯科衛生士1人が、同高の野球部とラグビー部の生徒32人にマウスガードを製作した。
マウスガードは競技中に受ける衝撃や食いしばりから歯や顎を保護して守る、コンタクトスポーツには欠かせないアイテム。今回は昨年度に装着した生徒からの感想や希望を生かして厚みやサイズを調節して製作された。
はじめに生徒の印象採得(歯型の採取)を行い、その後石こうを流し込んで歯の模型を製作。その後、マウスガード材を圧接してから冷やして固め、噛み合わせの調整を行う。後日、完成したマウスガードが同高生徒のもとまで郵送された。
参加した教員は「今回製作したマウスガードを使って、けがをすることなく大会で結果を残せるように頑張ってほしい」と展望を語った。この企画は来年度も開催予定。
印象採得の様子 (提供=松戸歯学部)








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