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学部・大学院

全国舞踊コンクール邦舞第一部 本学の内田さんが優勝

長唄「新曲浦島」の世界観披露

 東京新聞は3月24日から4月5日まで東京都目黒区のめぐろパーシモンホール大ホールで全国舞踊コンクールを開催し、本学の内田悠介さん(大学院芸術学研究科舞台芸術専攻博士前期課程2)が邦舞第一部で優勝した。
 同コンクールは、1939年から始まり、今年で82回目を迎える。次代を担う舞踊家の発掘育成を図るのが目的。
 内田さんが披露した長唄「新曲浦島」は、日本の海や波を壮大に描いた作品のため繊細さとエネルギッシュな踊りが求められる。
 同曲を披露するにあたり、作品の世界観にどれだけ寄り添えるかを大事にしたという。日本舞踊は歌詞の意味が深く、音色も多元的な表現が特徴。内田さんの所属する流派「若見匠流」も音に寄り添って踊ることを大切にしている。今回は水の変化を自分で感じて一歩引く感覚を学べたと話す。
 内田さんは同コンクールにこれまでに5回出場。その度に1位との差を感じてきた。これまでコンクールで3位、2位と順位を上げてきたが、最初は「とりあえず出てみよう」という気持ち。次第に1位を意識するようになり、このため今回はプレッシャーが強かったが、楽しく踊ろうと気持ちを切り替えて臨んだという。
 内田さんは「今後は女形の大曲にも挑戦していきたい」と意気込みを語った。

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