大学院総合社会情報研究科 25周年シンポジウム開催
基調講演を行う東京大学の上野名誉教授
上野東大名誉教授が講演
本学大学院総合社会情報研究科は9月7日、同研究科開設25周年記念のシンポジウムを東京・市ケ谷の日本大学桜門会館で開催した。社会学者の上野千鶴子東京大学名誉教授らが登壇し、通信制大学院での学びなどについて語った。
同研究科は日本で初めての通信制大学院。1999年に博士前期課程、2003年に博士後期課程を開設し、19年に通信教育部へ事務統合した。
同シンポジウムのテーマは「日本大学通信制大学院への愛を語る」。同研究科の設立25周年を祝うと共に発展に向けて対話を行い、親睦を深めることが目的。対面とオンラインで計124人の修了生らが聴講した。
冒頭に松重充浩研究科長は「30周年に向けてどのようにしていくかが重要。さまざまな意見や思いを持ち帰ってほしい」と挨拶。続いて、林真理子理事長が祝辞を述べた。
基調講演では東京大学の上野名誉教授が「学びはいつからでも、どこからでも」と題し講演。「学びは待ってくれる。自身が学んだことをアウトプットし、情報発信してほしい」と話した。
退任記念講演では泉龍太郎元教授(宇宙航空環境医学)と保坂敏子教授(言語教育学)が登壇。自身の研究分野などについて語った。
最後にパネルディスカッションを行い、3人の在学・修了生と神井弘之教授(食料・農業・農村政策研究)、保坂教授、泉元教授が登壇。聴講者も交えながら「日本大学通信制大学院での学び」をテーマに議論を深めた。
閉会後は同会場で懇親会を行い、教授や修了生が参加した。
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