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大分国際車いすマラソン  文理職員佐々木が3位  

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スピード上昇し初の表彰台

 大分国際車いすマラソンが昨年11月19日に大分市で行われ、文理学部職員の佐々木凜平(ANAORI・A・C=2018年文理卒)がハーフマラソン男子T34/53/54で47分29秒の3位入賞を果たした。

 同大会は車いすのみのマラソンの国際大会として世界で初めて1981年にスタートし、以来毎年行われ、世界最大・最高レベルの大会とされている。

 レースは21・0975㌔のコースで行われる。比較的フラットなコースで、好タイムが出やすいとされ、現在の世界記録が同コースで出ている。

 同大会への出場は今回4回目の佐々木。マラソンは専門種目ではないが、練習の一環として出場した。「タイムを出すというよりは練習のつもりでスタートから全力でいった」と振り返った。

 最初から今回の優勝選手をひたすらマークし、どれだけ食らいついていけるのかを意識した。目標とする選手がいたことで平均時速25㌔が最高だったが今回は28㌔に上昇。これが初の表彰台に上がれた大きな要因だった。

 レースのキーポイントとなったのはコース途中にある橋だ。角度のある橋を数回往復するが、集団で走っているとばらけてしまう難所。だが、佐々木は前に置いていかれることなく食らいついた。最終的には1位と約4分半差をつけられたが3位でゴール。「達成感があった」と満足げに語った。

 佐々木は本学在学中ラグビー部に所属していたが、2年生のときに大けがをし、下半身不随に。車いすラグビーへの転向を考えたが、四肢などより重度な障がい者でないと参加できず断念。4年生のころにリハビリで指導を受けた人から、車いす陸上の大会への出場を勧められたことが競技との出合いだった。

 その年の12月に日産カップ追浜チャンピオンシップに出場し、優勝。大会の景品が陸上競技用の車いすの提供だったことで本格的に競技をスタートさせた。大学卒業後は本学文理学部で職員として勤務し、夜には練習に励んだ。専門はトラック種目の800㍍と1500㍍。長い距離を一定のスピードを維持して走るインターバル練習をメインに行っている。

 佐々木は現在の目標を「パリパラリンピックの選考期間である5月までに派遣標準記録を切ること」と力強く語った。