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武田さんに市が感謝状  富士山に関する資料を寄贈  

武田弘さん(1960年経済卒)が富士山に関する資料約8145点を、静岡県富士市の富士山かぐや姫ミュージアムに寄贈したことを受け、3月29日に小長井義正・同市長から感謝状が贈呈された。
富士山の見える三島市で大学時代に2年間を過ごした武田さんは、四季折々で見え方の変わる富士山を目の当たりにし、心を奪われたという。
収集を始めたのは20歳のころ。静岡県の熱海で「一富士二鷹三茄子」の文様が描かれた小皿を購入したのがきっかけ。富士山に呼ばれているのだと思い、その後約60年間にわたり収集を続けた。コレクションは旅行先の骨とう店などを回り、手に入れたもので、絵画や陶磁器のほか着物や富士図障子など種類もさまざま。
武田さんはコレクション収集の傍ら、広島県の自宅近くで学生向けに下宿を経営している。終活の一環として寄贈を考えていたとき、以前下宿していた富士市の学生がいたことを思い出し、今回の寄贈に至った。
寄贈した資料の一部は2021年2月から公開を始め、ことし2月からは2カ月にわたり「富士山火鉢展」も開催した。陶磁器など約20点は常設スペースで展示している。
武田さんは「何事もあきらめずコツコツ続けることが大切。資料を寄贈したことで、社会に役立つことができればうれしい」と思いを語った。

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