スケート世界大学 北京五輪に向け大きな一歩 松井が2冠で初V
スケートの第5回世界大学スピードスケート選手権が3月10日から12日までオランダ・アムステルダムのヤープ・エデンスケートリンクで行われ、本学OBの松井大和(2020年経済卒=シリウス)が500mと1000mの2種目で初優勝を果たした。
松井は大会初日の500mでは、スタート直後からスムーズな加速で安定感ある滑りを見せ35秒73の好タイムを記録し、平昌五輪出場経験がある2位のイグナット・ゴロヴァツク(ベラルーシ)に0.11秒差をつけた。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う急な日程変更の中で迎えた大会3日目の1000mは、第1コーナーから第2コーナーにかけて一気に加速し、最後までスピードを保ち1分13秒14でゴールした。2位のゴロヴァツクに0.12秒差でレースを制し、学生最後となった国際大会で有終の美を飾った。
松井は昨年12月に行われたスピードスケート全日本選手権スプリント部門男子総合を制したほか、今年1月に行われた日本学生氷上選手権500mも初制覇するなど、19―20年シーズンにはいくつもの好成績を残してきた。
この活躍が評価され20年度の日本スケート連盟ナショナル強化選手に指定されている。
シーズン最後の大会となった本大会でも得意の短中距離で優勝を果たし、2年後の北京五輪に向け大きな一歩を踏み出した。
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