海上保安庁 芸術2学生に感謝状
テロ対策ポスターを制作
海上保安庁は2月17日、海上テロ対策啓発ポスターをデザインした中村萌聖さん(芸術・デザイン4)と牧口実央さん(同)への感謝状贈呈式を、東京都千代田区の同庁本部で行った。
ポスター制作は危機管理学部の学生らが同庁から依頼を受けた。2人は芸術学部の笠井則幸教授(タイポグラフィ)から紹介を受け、制作に参加。
昨年10月から制作を開始。危機管理学部の学生らとリモートなどで打ち合わせを進め、ポスターのキャッチコピーや見る人にどう伝わってほしいかなどを話し合った。同月30日にはポスターのプレゼンテーションを行った。

制作したポスターとの写真 (提供=中村萌聖さん(左)、牧口実央さん(右))
中村さんはポスターに海上テロの臨場感や緊迫感が伝わるように写真のトリミングを工夫した。テロ訓練中の写真を使用し、危険や「海を守る」という印象が伝わるように刑事ドラマ仕立てでデザイン。
ポスターを見る人がその場にいるような感覚を持ってもらうために、ヘリコプターを大きく配置したり、空の面積を大きく取り入れるなどした。
牧口さんのポスターは「テロから海を守る」ことを第一に、海上テロ防止のために携わっている人たちの写真を使用。望遠鏡をのぞいている様子や、訓練の写真を載せることで、海を守るためにどのようなことが行われているのかが伝わる写真を掲載。また、写真のバランスにも注意し、安定感を感じる配置にこだわった。
プロジェクトを終えた2人は「プレゼンテーションで、自分がどういう意図で作ったということをきちんと伝えられるコミュニケーションの取り方や、相手が求めるものを作るということを学生生活の中で学べて、良い経験になった」(中村さん)、「今までは、作りたいものを作っているだけだったが、今回は依頼を受け、相手の要望と自分の作りたいもののバランスをとるという点で勉強になった」(牧口さん)とそれぞれ振り返った。
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