新制作展 石田准教授が新作家賞
スペースデザイン部に出展
新制作協会は9月18日、新制作展の授賞式を東京都港区の国立新美術館で開き、スペースデザイン(SD)部の展示作品から新作家賞に芸術学部の石田純之助准教授(スペースデザイン研究)の作品『TENSEGRITY op―01』を選出した。
同展は今年で87回を迎え、これまで日本を代表する多くの美術家を輩出してきた。SD部はテキスタイルや立体、空間に関するデザインが対象で受賞作品は引き続き巡回展が実施される。
作品名の「Tensegrity」は、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語。力学的に釣り合う形から生まれる造形の視覚的な美しさを表現した。
作品は3本のシャフト(鉄角パイプ)とワイヤー、綿ロープで構成。黒く太いシャフトと白く細いロープを対比させる視覚的な効果を観者に与えている。
石田准教授によると、装飾のために張ったロープが思いのほか構造的な力を帯びたため新たな力の流れの発見があったという。
石田准教授は「工学的な要素も含む造形美を感じてもらいたい」と作品への思いを語った。
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