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総合

解明すべきは何か  専横招いた組織風土にこそメスを

【解説】「日本大学再生会議」が1月18日、初会合を開いた。再生会議は、一連の事件で「ガバナンス不全」があらわになった本学の組織運営刷新の道筋を探る大切な任務を負う。同会議とは別に、日弁連の専門家らで構成する「第三者委員会」は、中立の立場から前理事長ほか事件当時の役職員らの役割などについて真相究明調査にあたり、再発防止策を検討する。
再生会議などが答申すべき課題は多い。個別的な問題を超えて、本学特有の組織風土にまで切り込んだ骨太の分析と提言を期待したい。
前理事長による所得税法違反(脱税)事件は2月15日に東京地裁で初公判が開かれる。元理事らによる2件の背任事件も、まもなく公判が始まるはずだ。本学が独自に真相を究明することは当然だが、学生として期待するのは逮捕・起訴された元理事らの跳梁(ちょうりょう)を許した組織風土を具体的に解明しメスを入れることだ。
今回の事件で私たち学生が直接アクセスできた数少ない情報源の一つが、本学ホームページの発表だった。

続きは本紙ににてお読みください。

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