昭和天皇の実像探る 古川教授にサントリー学芸賞

総合

2012.4.25 18:07

 文理学部史学科の古川隆久教授(日本近現代史)の近著「昭和天皇-『理性の君主』の孤独」(中央公論新社)がこのほど、第33回サントリー学芸賞(政治・経済部門)を受賞した。贈呈式は昨年12月12日に東京都千代田区の東京会館で行われた。サントリー文化財団主催の同賞は、独創的で優れた研究、評論活動を顕彰している。


 受賞作は政党政治と協調外交に立脚した民主的な立憲君主を理想としながら、太平洋戦争の開戦を決断せざるを得なかった昭和天皇の実像を資料の丹念な読み込みによってたどり、1930年代の「統治危機」の本質に迫った点などが評価された。
 古川教授は、文理学部に過去に同賞受賞の教授が2人いる点に触れ「名誉ある賞。学部の研究レベルの高さを示せたことがうれしい」と語った。