芸術 映画学科設置80周年 展示会「これから映画」
総合
2009.7.18 16:16
芸術学部は映画学科設置80周年を記念し、江古田校舎の芸術資料館で展示会「これから映画」を開催している。
同学科は戦前から映画教育を行っている国内唯一の学科で、映画、テレビ界の人材を多数輩出してきた。
展示会では、映画学科の教育を映画そのものの歴史の中に位置付け、新旧の映画機材、過去の記録写真などの展示を通して振り返っている。
会場には4台のテレビなどを置き、日本人が撮影した最古の映画フィルム「紅葉狩」(1899年)など、日本の映画史を画する作品のほか同学科の卒業生が製作した作品など10点以上が常時上映されている。
また「ゴジラ」の監督で知られる故本多猪四郎氏(1934年卒)ら同学科出身の映画監督のデビュー作などを一覧できるパネルも展示した。
同学科主任の田島良一教授(日本映画史)は「80年の歴史を概観すれば、映画史と映画学科が共に歩んできた軌跡が分かると思う。学科の職員全員で作り上げた企画であり、多くの方に見ていただきたい」と話している。
さまざまな映画機材が展示された