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特集・企画

よりみち日和 ㊳世田谷公園

歴史を知り今を楽しむ

東急田園都市線の三軒茶屋駅から徒歩18分。飲食店や学校などが立ち並ぶ大通りを進み、脇道に入っていくと「世田谷公園」が見えてくる。
 世田谷公園は都内世田谷地域で一番広い公園だ。戦前は旧日本陸軍の錬兵場だった場所で、戦後の復興計画の中で公園に姿を変えた。面積は約8万平方㍍、東京ドーム約1・7個分の広さだ。その敷地の中には、噴水広場や子どもたちが自由に遊べるプレーパークなどの公園施設があるほか、軟式野球場兼サッカー場やテニスコート、洋弓場などのスポーツ施設、平和資料館なども備わっている。
 休日になると公園には子どもたちの元気で明るい声が響き、都会の喧騒(けんそう)を忘れさせてくれる、ゆったりとした時間を満喫できるだろう。
 開園は1959年。長い歴史を感じさせる施設は多々あるが、その中で見逃せないのは蒸気機関車(SL)だ。「近代化と科学の進歩を交通機関の発展を通じて知ってほしい」という思いから旧国鉄(現JR)から無償貸与されたもので、73年から展示されている。車両は「デゴイチ」の愛称でも知られるD51形SLだ。
 また、平和資料館では太平洋戦争時の生活雑貨や被爆者から寄贈されたワンピースなどの展示、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの歴史や市民の思い、生活を知ることができる資料を紹介。日本にいて改めて平和について考える機会を与えてくれる。
 勉強の合間や休日の気晴らしなど、気持ちを入れ替えたいときに訪れてみてはどうだろうか。 (光)

東京都世田谷区池尻1―5―27(東急田園都市線「三軒茶屋駅」徒歩18分)
 詳細は世田谷公園―世田谷区HP