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特集・連載

Close-up Athlete -BasketBall- 陳岡燈生

シュートに磨きを

新型コロナ感染が収まりつつある中、大学スポーツではほぼ全ての大会が有観客で行われるようになった。そこで本企画では掲載号の翌月に主要大会を控える競技スポーツ部からキーパーソンとなる選手を取り上げていく。初回は男子バスケットボール部レッドシャークス新キャプテンの陳岡(じんがおか)燈生(とおい)(文理4=土浦日大高)をクローズアップする。

陳岡の持ち味はディフェンスだ。レッドシャークスは「オフェンスのチーム」というイメージが強い。陳岡も1年の頃はそう感じていた。しかし、2年のときに城間修平コーチが、ディフェンスの強化に着手。

高校生の頃からチームの方針でディフェンスに力を入れてきた陳岡に白羽の矢が立った。城間コーチから「大学に入ってディフェンスをやらなくなる人もいるが、チームの勝利のためにやってほしい」と言われ「任せてください」と応えた陳岡。以後ずっとコーチの言葉を心掛けてきた。
もう一つはシュート。陳岡のシュートが流れを手繰り寄せた試合がある。昨年12月の全日本大学選手権準々決勝の専大戦だ。昨年度それまで専大に1試合も勝てていなかった。大会の大一番で陳岡は3Pシュートを3本成功させ60―58で本学が勝利。

この試合で陳岡は当時4年を尻目にチームで4番目のプレー時間を誇った。ここからも陳岡が攻守共にチームに欠かせない存在であることがわかる。

今季の個人目標は試合平均15点を取ることだ。試合によって波がある課題を克服し、個人賞よりもいかにいいシュートをいいタイミングで決めるかを探求する日々を続けている。

レッドシャークスは5月2日にことし最初の公式戦を迎える。会場は東京の大田区総合体育館。陳岡は「見に来てくれた人たちを裏切らない自信はあります」と力強く宣言した。

学生の応援は選手たちの大きな力になる。ゴールデンウイークにぜひ新生レッドシャークスの試合に行ってみてはどうだろうか。

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