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いただきます! ㊱b.e.park

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小田急小田原線祖師ケ谷大蔵駅北口を出て商店街を歩くこと約2分。閑静な住宅街に緑色のパラソルが印象的なテラス席が現れる。店内に入ると、木の梁(はり)からつるされた観葉植物とソファ席が安らぎを醸し出している。

b.e.parkは、1階がブックカフェ&ダイニング、2、3階がシェアハウス専用区画。「緑豊かなまちの公園」をイメージした1階では、スパイス料理と自家製カクテルを味わいながら、店内の本棚に置かれた本を自由に楽しめる。

看板メニューのスパイスカレーは4種類全て990円。味玉や角煮をトッピングして自分好みにカスタマイズできる。一番人気はスパイスキーマカレーだが、今回は店長の堀内豪さん(30)がおすすめするチキンビンダルーカレーを注文した。

まず目に飛び込んできたのは、鮮やかなターメリック色に染まったご飯と青いお皿のコントラスト。ご飯に振りかけられたスパイス「カスリメティ」のほんのりと甘く香ばしい匂いが食欲をかきたてる。自家製のルーは、日本人の舌に合わせて辛さは控えめに。かむほどに広がるマスタードシードの爽やかさが心地よい。

中でも絶品は、お酢に漬け込んで2日間寝かせた鳥もも肉。ほろほろと崩れる柔らかさで、スパイスカレーの中で最も手間がかかるという。しょうゆベースの福神漬けとナンプラーの入ったなますは「ルーの風味に飽きることなく最後まで楽しんでほしい」という堀内さんの心遣いが感じられる。

もともと趣味で5年ほどカレー作りをしていた堀内さんは、偶然見つけた求人に申し込み、ことしの3月から店長に。新メニューの開発や、スパイスの配合改良に取り組んできた。堀内さんは「いろんな人がラフに集える場所にしたい」と人懐っこい笑顔を浮かべた。

今回、堀内さんの提案で来店時に本紙10月号を提示すると、「クラフトコーラ」か「クラフトジンジャエール」を無料で提供してもらえる。このサービスはことし中の期間限定。スパイスカレーの刺激と堀内さんの優しさで、身も心も温まること間違いなしだ。 (緒)

お店外観

東京都世田谷区祖師谷3―31―3
(小田急小田原線「祖師ケ谷大蔵駅」徒歩2分)
午前11時半~午後2時、午後5時半~午後9時半
月曜定休
☎070-4230-1339
b.e.park (ビーパーク)

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