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特集・連載

怒りや提言 日大生の声

現職の理事長と理事が相次いで逮捕・起訴されるという前代未聞の不祥事を受け、学生はどう感じ、何を訴えるのか。複数の学部キャンパスで日大生の生の声を聞いた。「学びやが汚された」「憤りを感じる」といった怒りの声の一方、「理事会と評議員会の役割をしゅん別せよ」といった、組織の在り方にまで踏み込んだ提言も少なくなかった。

学びや汚された
 母校再生を願う
背任事件の舞台となった「医学部付属板橋病院」の名が報道され、自分たちの学びやが汚されたと感じました。
病院の敷地内には私たちが学ぶ校舎も併設されていますし、実習授業の場にもなります。新型コロナウイルス対応病院として地域医療も支えてきており、そのことを誇りに思っていました。地域の方からも信頼していただけるような病院だったと思います。こうした信頼を失うような事件を起こした人に怒りを感じています。
日大が生まれ変わろうとする動きは知っています。その改革を通じて、学生のことを第一に考え、不祥事が二度と起こらないような大学に生まれ変わることを願っています。
S・Aさん(医2、男性)

権力集中が原因
 組織の再生願う
トップがいなくなって組織の統率が取れるのか心配です。
ですが、今回の事件は前理事長に権力が集中してしまったことが原因ではないでしょうか。抑制力のある組織になってほしいです。
評議員会や理事会がほとんど日大の関係者で構成されていると知り、組織として成り立っていないと思いました。理事や評議員に学外の人をもっと入れた、風通しのよい組織づくりを願います。
S・Tさん(危機管理3、男性)

続きは、紙面にてお読みください。

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