よりみち日和 ㉗中野区立歴史民俗資料館

特集・企画

2021.4.20 16:31

西武新宿線沼袋駅北口から徒歩8分。線路沿いに西へ歩き、突き当りを右へ。飲食店などが立ち並ぶ賑やかな区画を抜けると、落ち着いた住宅街に入る。その一角に「中野区立歴史民俗資料館」がある。
中野区議として各種スポーツ協会を立ち上げるなどの貢献により東京都名誉都民となった山崎喜作氏(故人)が寄贈した約2900平方㍍の敷地に建つ。ひな人形、農具などの生活用品や中野に関する古文書など、区民から寄贈された約3万点の資料のうち約250点が常時展示されている。
1階には期間ごとに展示物を入れ替える特別展示室と中野区に関する図書類を収蔵する調査研究室。2階には常設展示室と文化財コーナー、企画展示室がある。
1989年10月の設立からことしで32年。昨年4月に老朽化した建物を修繕した際、常設展示もリニューアルされた。
常設展示室に入ると、約90秒間の導入映像により旧石器時代から現代までの中野区の歴史が紹介される。
部屋の中央にある「中野みどころの樹」には区の歴史を語るうえで欠かせない文化財など20点が配置されている。400年以上続く江古田氷川神社例大祭の祭具、地域のシンボル宝仙寺三重塔の12分の1スケール模型。将軍綱吉の生類憐みの令でこの一帯におかれた動物保護区域「御囲(おかこい)」へ動物を運んだ籠の模型などだ。
4月20日から5月9日の間は敷地内にある山崎家の庭園が一般開放される。樹齢500年とされるシイの木は必見だ。(日)

アクセス 西武新宿線「沼袋駅」北口徒歩8分

開館時間 資料館:午前9時~午後5時(入場は午後4時30分まで) 茶室:午前9時~午後4時30分 月曜、第3日曜、年末年始休館

入場料無料

詳細は資料館HP