通信教育 現代中国めぐり討議 問題と今後の可能性探る

学部・大学院

2011.8.4 16:40

 通信教育部は7月31日、同部3号館で「チャイナ・インパクト|現代中国を考える」と題したシンポジウムを開催。勃興著しい中国の課題と可能性について専門家らが討議。81人が聴講した。


 中国・華東理工大の兪慰剛教授、経団連国際協力本部主幹の青山周氏、大妻女子大学の石川照子教授、本学文理学部の及川淳子講師の4人が基調報告した。
 青山氏は中国の環境対策について、国内総生産(GDP)で世界2位という経済力がありながら、環境対策では途上国の立場を主張し、2008年の二酸化炭素排出量は世界全体の22・1%もあると報告。「中国は自国の影響力を理解していない。大国としての責任を理解する必要がある」とした。
 通信教育部の高綱博文教授がコーディネーター、放送大学の西村成雄教授がコメンテーターを務めた討議で西村教授は「200年前の中国の推定GDPは世界の32・9%。ここ数十年で急に台頭したのではなく、昔の姿に戻ったという見方も大切」と述べた。
 最近の高速鉄道事故をめぐる報道に関して「中国メディアは変われるか」という質問が出された。及川講師は「個人のブログなどが新しいメディアとして社会を変えつつあるが、まだ規制が強い」と答えた。