理工 青木研に最優秀賞 FRP製車体デザインコンペ デザインや加工技術を評価
学部・大学院
2011.1.8 11:31
強化プラスチック協会主催のFRP自動車車体製作コンペティションが11月25、26日に東京・秋葉原のイベントホールで行われ、理工学部の青木義男教授(安全設計工学)の研究室が製作した小型電気自動車の車体が最優秀賞を受賞した。コンペには、6大学の7チーム(本学生産工学部、東京大、東京工業大、同志社大など)が参加した。
コンペは、メーカーから提供された同一のFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使い、FRP加工のノウハウに優れているメーカーの指導を受けるのが条件。製作期間は3カ月で、車体の成形加工や設計技術の完成度を競う。一般参加者の投票と審査員による性能審査で順位が決定した。
同研究室の車体は、フレーム間のつなぎ目がなく高い剛性を持つモノコックフレームを採用。全体のデザインや成形加工技術が高く評価された。
同コンペは強化プラスチック協会の創立55周年を記念して行われた。同研究室の電気自動車は、審査委員長やFRP協会会長から好評を博し来年パリで開かれるJEC国際複合材料見本市に展示することも決まった。
代表の山田康弘さん(大学院理工学研究科精密機械工学専攻博士前期課程1)の話 材料調達だけで1カ月半。製作は大変だったが、納得できるものが作れた。
小型電気自動車を製作中の学生たち