文理 高橋教授の超伝導研究 「最も引用された論文」11位

学部・大学院

2009.4.22 23:50

 文理学部の高橋博樹教授(高圧物理学)らが昨年4月に発表した鉄系高温超伝導物質に関する論文が、文献情報会社のトムソン・ロイター社の「2008年に世界で最も引用された論文」ランキングの11位に入った。ランキングは、昨年発表の理系論文でロイターの学術論文情報データベースに掲載されたものが対象。高橋教授らの論文は76回引用された。


 加圧下の超伝導を研究テーマとする高橋教授は、東京工業大学の細野秀雄教授が発見した鉄系超電導物質に着目。通常より4万気圧高い圧力中にこの物質を置くことによって、電気抵抗がゼロになる超伝導への移転温度を通常より17度高いセ氏マイナス230度まで上昇させることに成功、鉄は高温超伝導に適さないという概念を覆した。高橋教授は「日本で研究が進んだ物質が注目されてうれしい」と話した。