2026年度スポーツ大会 10競技で白熱の試合を展開
本学の2026年度スポーツ大会が5月27日の高校の部・水泳を皮切りに各地で行われ、大学の部、高校の部で全10競技が開催された。(11月5日に行われる大学、高校の部・陸上と来年2月開催の大学の部・スキーを除く)。大学の部・卓球で文理学部が39大会ぶりの優勝、高校の部・柔道で長崎日大が6連覇など熱戦を繰り広げた今大会。各競技で活躍した選手を取材した。
〈大学の部〉
バドミントン 商男子と文理女子2連覇 最優秀選手にルーキー麻生


相手のショットを返す麻生(上)と最優秀選手賞に選ばれた堀
9月9日に理工学部船橋校舎スポーツホールで開催された。男子は商学部、女子は文理学部がともに2連覇を果たした。
【男子】決勝 商3―0文理 ▽最優秀選手賞 麻生侃輝(かんき)(商1)
【女子】決勝 文理2―0理工 ▽最優秀選手賞 堀菜夏(文理2)
仲間の声援を力に
〇…「チームの応援が力になった」と仲間への感謝を語る麻生。
家族に影響されて始めたのをきっかけに、競技の楽しさを知り小学3年生からクラブチームに入団。高校3年時には東京都高校総体の東東京大会団体で準優勝を果たした。
商学部は昨年も優勝しており2連覇がかかっていた。初戦の経済学部を3―0で突破し、準決勝の工学部戦も3―2と順調に駒を進めた。
決勝の相手は文理学部。麻生はシングルスで出場した。第1セット序盤から堀龍太郎(文理2)に5連続得点を許す。3―8と点差が開き苦しい展開に。高校時代からの先輩の声援で気持ちを切り替え、4連続でポイントを獲得し巻き返した。第1セットを15―13、第2セットも15―12で勝利。商学部は文理学部を3―0で破り、2連覇を飾った。
「来年も優勝を狙う」。麻生は3連覇に向けて強気に意気込んだ。
応援力に変え栄冠
〇…最優秀選手賞を獲得した堀は「ミスをしないように、コートに入れることだけを考えていた」と自身のプレーを振り返った。
昨年王者の文理学部は準決勝から出場し生物資源科学部と対戦した。シングルに出場した堀は第1セットを奪われたものの第2、第3セットを取り返し逆転勝利。結果は2―1で生物資源科学部を破った。
続く決勝の相手は理工学部。堀は15―10で1セット目を制すも、第2セットは逆転を許しセットを奪われた。勝負の第3セット。堀は順調に得点を重ねていき15―9。文理学部は2―0で理工学部を下し、見事2連覇に輝いた。
「最初は緊張したが、チームメートや友達の応援がすごく力になった」と仲間への感謝を口にした堀。応援を力に変えて、チームを2連覇へ導いた。
テニス 文理男子が2年連続 女子は生物資源科がⅤ3


力強いサーブを放つ大岩(上)と会心の一撃で打ち込む小橋
10月3日に生産工学部実籾キャンパステニスコートで開催され、男子は文理学部が2連覇、女子は生物資源科学部が3連覇を成し遂げた。
【男子】決勝 文理3―2理工 ▽最優秀選手賞 大岩春翔(文理4)
【女子】決勝 生物資源科2―1法 ▽最優秀選手賞 小橋千尋(生物資源科1)
普段通り出し切る
〇…文理学部を2連覇へと導いた大岩。4年生のラストイヤーで迎えた今大会は「連覇しなければ」という重圧との戦いでもあったという。結果的に「しっかり勝ち切ることができてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
決勝の相手は理工学部。ダブルスで2敗を喫し、勝負はシングルスへ。自身も一進一退の攻防に苦戦しながら、勝負どころの強烈なショットと仲間の声援が流れを呼び込み、3勝を挙げて3―2で栄冠を手にした。
「自分たちのテニスができた」と大岩は語る。学業の両立で練習時間は限られた。だからこそ「短期集中」を意識し、「普段通り出し切れるように」と練習に打ち込んだ。その積み重ねが土壇場の粘りにつながった。
仲間とともに挑み続けた集大成の1年。最後の大会を2連覇という最高の形で締めくくった。
攻めの姿勢で連覇
○…3、4年生の出場が多い中、1年生の小橋はプレッシャーを感じることもなく、仲間の応援を受け順調に試合を勝ち進んだ。
決勝の相手は法学部。小橋は得意技のライジングショット(バウンドしたボールが頂点に達する前に捉えて打つ)を武器に相手を翻弄(ほんろう)するプレーを見せた。
試合中盤に失点を許すも、相手のペースに飲まれることなく攻めの姿勢を貫き、6―1で勝利。圧倒的な点差で法学部の選手を退け、3連覇に貢献した。
普段はダブルスでの試合が多く、今回は久しぶりのシングルス出場となった小橋。
「1人の世界に入り、集中して自分の力を最大限発揮できた。シングルスもダブルスも安定して勝てるようになりたい」と毅然(きぜん)とした態度で今後の目標について語った。
バレーボール 生物資源科が連覇達成 理工男子は接戦制しⅤ2

鋭いアタックを打ち込む三澤(右)
8月20、21日に文理学部百周年記念館ニューアリーナで開催された。男子は理工学部が、女子は生物資源科学部がそれぞれ2連覇を果たした。
【男子】決勝 理工2―0生物資源科 ▽最優秀選手賞 金子凌大(理工3)
【女子】決勝 生物資源科2―0商 ▽最優秀選手賞 三澤梨乃(生物資源科3)
雰囲気に負けない
〇…「本当に予想外でした」と感極まる様子を見せたのは生物資源科学部の三澤。チームの2連覇に貢献し、最優秀選手賞とサーブ賞を受賞した。
三澤は今大会を前に、バックアタックを猛練習。高く上がったトスに合わせてネットから離れた位置でアタックする技で、高い技術力が求められる。そのため練習でもうまく決め切ることができずにいた。さらに足を痛めてしまい、試合の当日を迎えた。
2日目の決勝戦。会場の熱気が一層高まった。商学部と対戦した生物資源科学部は、第1セットから連続得点でリードする。
チームの中でスパイカーとして活躍した三澤は、本調子とは言えない状況だった。
迎えたマッチポイント。三澤のもとへ上がったトスに息を合わせ、見事バックアタックを決め切った。続く第2セットは、追い上げる商学部を振り切り、チームはストレート勝ち。「万全の状態だったらもう少しできた」と悔しさを見せた三澤だが、任された責任感を力に変えることができたと試合を振り返った。
会場の雰囲気にのまれやすいチームの課題も乗り越え、今大会は終始リードして、試合を展開。
三澤は引退試合を笑顔で締めくくった。
卓球 文理が39大会ぶり優勝 激戦の今大会を勝ち抜く
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息の合ったプレーを見せる猪狩(左)・星野侑生(文理3)ペア
10月3日に生物資源科学部体育館で開催され、男子は文理学部が39大会ぶりの優勝を果たした。
【男子】決勝 文理3―2生産工
▽優秀選手賞 猪狩耕汰(文理4)菅原叶大(同1)橋直央(生産工3)山田渚讃(同3)
粘って掴んだ栄冠
〇…「優勝を目標にしていたので、とにかくうれしい」。優秀選手賞を獲得した猪狩と菅原は満足げな表情で優勝の喜びをかみ締めていた。
男子団体戦決勝は大接戦となった。団体スコア1―2と、負けられない状況となった菅原のシングルス。相手のミスを誘う菅原の粘りの持ち味を生かし、セットスコアを2―2の同点に。優勝への望みをつないだ。
最終セット。両者譲らぬ攻防で、まさに気持ちと気持ちのぶつかり合いだ。菅原は得意とするフォアドライブ(利き手側から強い上回転をかけるショット)を打ち抜く。相手コートに突き刺さり、雄たけびを上げた。試合の流れを完全に呼び込み、11―7で勝利した。
菅原の勝利で団体スコアは2―2。優勝の行方はダブルスへともつれ込んだ。
両チーム1セットずつ取り合い、勝負の第3セット。文理学部はコースを左右に打ち分け相手選手を翻弄(ほんろう)する。猪狩が得意とするキレのあるフォアハンド(利き手側で打つショット)で得点を量産。11―5でこのセットをものにした。
優勝に王手をかけた第4セット。第3セットの勢いそのままにゲーム開始早々、4連続得点。その後は生産工学部に粘られるも、序盤の連続得点が勝敗を分け、文理学部が大会を制した。
〈高校の部〉
柔道 長崎高が6連覇飾る 一本勝ち続き日大高に圧勝

攻めの姿勢を見せる大野(前)
9月10、11日に横浜市のシンコースポーツ神奈川県立武道館で行われ、男子団体は長崎日大高が6連覇を果たした。
▽優秀選手賞 栂千舞(付属日大高2) 村上虎太郎(付属三島高2) 山田絢心(大垣日大高1) 吉田真太(長崎日大高2) 梅野翔(同1)
得意の寝技で勝利
○…予選を勝ち進んだ6チームで競う決勝トーナメント。長崎日大高は準決勝の付属三島高戦を5―0で勝ち進んだ。
6連覇のかかった決勝は、昨年と同じ付属日大高と対戦。長崎日大高は寝技を重点的に練習し、今大会に臨んだ。先鋒の梅野が袖釣り込み腰で一本勝ちを決め、好スタートを切る。続く吉田が縦四方固めによる一本。得意の寝技で着実に勝利を重ねた。中堅戦、大野瑛太(2)が大外刈りで攻めるも有効。その後再び大外刈りを決め、一本勝ちで優勝に大手をかけた。
迎えた副将戦、攻めの姿勢で挑むムンフチュルン・テムーレン(2)。仕掛けた払い腰は惜しくも技ありに留まったが、長崎日大高が得意とする寝技を繰り出し、腕十字固めで一本。同高の6連覇を決めた。
優秀選手賞を獲得した吉田は「寝技だけではなく、投げ技を出せる選手になりたい」と今後の目標を語った。
その他の結果
〈大学の部〉
■サッカー
9月2、3日に静岡県の時之栖スポーツセンターで開催した。生物資源科学部が2連覇を果たした。
■バスケットボール
9月3、4日に国際関係学部三島キャンパス桜アリーナで開催。男子は2大会ぶりに国際関係学部が優勝、女子はスポーツ科学部が4大会ぶりに栄冠を手にした。
■軟式野球
9月3、4日に東京都品川区の大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森野球場で開催。商学部が3連覇を果たした。
■剣道
9月8日に商学部100周年記念体育館で開催。国際関係学部が10大会ぶりに優勝した。
〈高校の部〉
■水泳
5月27日に江東区の東京アクアティクスセンターで開催。男子は付属豊山高が66連覇、女子は付属藤沢高が14連覇と圧巻した。
■卓球
8月25日から27日まで文理学部百周年記念館ニューアリーナで開催。付属豊山高が2大会ぶりに優勝した。
■サッカー
8月31日から9月2日まで静岡県の時之栖スポーツセンターで開催。付属藤沢高が2連覇を達成した。
■バレーボール
男子は9月2、3日に静岡県の北里アリーナ富士で開催。大垣日大高が7大会ぶりの優勝を果たした。
女子は9月14日から16日まで商学部体育館などで開催。宮崎日大高が3連覇に輝いた。
■バスケットボール
男子は9月3、4日に東京都の町田市立総合体育館で開催。付属東北高が22大会ぶりの栄冠を獲得した。
女子は8月27、28日に佐野日大高プラザ40アリーナなどで開催。土浦日大高が11連覇を達成した。 (10月19日現在)







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