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学部祭 2025

法・法桜祭 来場者の悩みを解決

 11月3、4日に開催した法桜祭のテーマは「咲」。来場者と実行委員が共に笑顔を咲かせ、心に残る時間を過ごしてほしいという願いが込められている。初日は経済学部の「三崎祭」と合同のパレードが行われ、水道橋から神保町までを仮装した学生や本学吹奏楽研究会の演奏隊が練り歩き、沿道には多くの見物人が集まった。
 法学部らしさが溢れる企画も複数開催。3日には神田警察署との合同企画も行われ、就職に関する質問コーナーや白バイ乗車体験も実施。警察官の仕事や進路について直接話を聞こうと、関心の高い学生が訪れた。
 そのほか特設ステージでは、電子音楽研究会、本学経商法落語研究会の発表やラーメンの大食い大会などの魅力あるイベントも。会場は大いに盛り上がった。閉祭式には模擬店ナンバーワンや仮装大賞などの各種表彰が行われた。
 3日に会場を訪れた大塚昌直さん(新聞3)は「多くの人であふれていて、お祭り感がありとても楽しい」と感想を語った。
 2日間の開催で約3989人が来場。実行委員長の今村明夢さん(法律3)は「無事に法桜祭を終えることができ、とても安心しています。本祭期間中、実行委員や来場者の皆さまの笑顔を見て、積み重ねてきた努力が形になったことを実感しました」と2日間を振り返った。

芸術・日芸祭 人々を魅了する芸術

 11月1、2、3日に開催した日芸祭のテーマは「SHOOT FOR THE MOON~ただいま革命中!~」。
 1日、中庭ステージで行われた「オープニング」では華々しい演奏で開幕を宣言。ステージ上だけではなく、日芸祭そのものが異世界であるという設定の下、観客も出演者の一人として参加型の演出を披露。
 さらに、芸術学部ならではのライブペイントも。日芸祭のマスコットキャラクター「ゲーサイヌ」と今年のメインテーマのロゴが一緒に描かれた100号のキャンバスが登場。ステージを華やかに彩った。
 福岡から訪れた親子は「音響機器などの専門的な部分も学生だけで運営されており、他とは違って新鮮だった」と感心した様子だった。
 また、同学部8学科の学生が自主制作した作品を展示、発表する人気企画「八藝館」。各部屋がコンセプトに合わせて飾られ、入ると別世界のように感じられる部屋や、学生が制作した映像を流して自由に鑑賞できる空間など、道行く人の足を留まらせるような視覚的な魅力が溢れていた。
 3日間の来場者数は2万6292人、実行委員長の布沢知果さん(放送3)は「進化し続ける日芸生の、日々の過程と成果を存分に見せることのできる日芸祭になった」と語った。

文理・桜麗祭 笑顔の花咲く会場

 11月1、2日に開催した桜麗祭のテーマは「燦(きらめき)」。花を咲かせるようにそれぞれの個性を最大限に発揮し、来場者にその思いを感じてほしいという意味が込められている。
 目玉企画は実行委員会が主催する「縁日」。2日間にわたり正門左奥のスペースで行われた。射的、輪投げなど4種類のゲームを実施。会場は多くの子どもたちでにぎわい、活気に満ちていた。
 また、文理学部図書館学生アシスタントSACLAが主催する「本と友だち SACLA」が両日、3号館5階で開催。しおりやブックカバーなどの読書グッズ作りが催された。
 その他にも卓上ゲーム研究会が主催する「ボードゲーム&TRPG体験会」が2日間にわたり3号館3階で開催。定番の人気カードゲームから、知る人ぞ知るマニアックな作品まで幅広くそろえ、初めて挑戦する来場者も楽しんだ。参加した戸敷妃桜里さん(国文1)は「普段関わることのない学年や学科の人たちとも、ゲームを通して一緒に触れ合えて楽しかった」と話した。
 桜麗祭には2日間で計1万0024人が来場。実行委員長の斎藤礼二さん(情報科3)は「昨年の来場者数を超え、にぎやかな学部祭になったと思う。パフォーマンス部門のステージも盛り上がっていた」と振り返った。

国際関係・富桜祭 地域密着型の企画

 10月25日、26日に開催した富桜祭のテーマは「Creation―舞台はここ三島―」。一人一人の「創造」を最大限に活かし、来場者に新たな「想造」をしてほしいという気持ちが込められている。
 26日には、15号館5階の1555教室でボディーソープ作りが行われた。主催はマーケティングを基礎から学ぶ蓼沼智行教授のゼミと三島市水道課による「おふろ部」。同部はおふろのファンを増やすためスタートした産学官連携プロジェクトの一環としてスタートした。
 ビーカーにボディーソープを入れ、好みの香りのオイルを選択。マドラーでかき混ぜ容器に入れたら完成する。自分のリラックスできるオリジナルのボディーソープ作りを楽しんだ。
 また、両日にわたって「スタンプラリー」を実施。展示鑑賞や各ブースでの商品購入で押してもらえるスタンプを9つ集めると豪華景品が抽選で当たるイベントだ。
 参加した藤田晋平さん(国際教養1)は「日常では関わることのないゼミと関わる機会を得ることができてよかった」と笑顔を見せた。
 2日間の開催で計3136人が来場。実行委員長の上田健人さん(国際総合政策3)は「計画段階ではさまざまな不安が頭によぎったが、実際は些細なことで、成功してよかった」と振り返った。

経済・三崎祭 新しい工夫や企画

 11月2、3日に開催された三崎祭のテーマは「馨(けい)」。今年は、経済学部の正門や各階に華やかな装飾が施され、本館1階では音楽が流れるなど学部祭のムードを盛り上げる工夫がなされていた。
 初出展の「水道蜂」は、地球温暖化や環境汚染による都市環境の悪化で、都心のミツバチが減少している問題に目を向けた企画。今春から同学部校舎の屋上で養蜂をスタート。
 蜂蜜の採取を目的とする学生発案型のプロジェクトで、両日にわたり蜂蜜の販売やハンドクリーム作りなどが行われた。約150人が体験し、用意されていた100個の蜂蜜は完売した。
 3日の16時から行われたのは人気企画「wacci」の音楽ライブ。失恋ソング『別の人の彼女になったよ』や新曲の『彼女じゃなくなるのに』などを披露した。観客からアンコール曲のリクエストを募るなど、約1時間半のライブがあっという間に過ぎた。
 三崎祭は2日間合計で約5500人が来場。実行委員長の小野慎之助さん(経済4)は「イレギュラーなこともあったが、にぎわっている様子を見ていて泣きそうになった。報われてよかった。今年始めた企画などは来年も引き継いでほしい」と後輩たちに次を託した。

危機管理、スポーツ科・三茶祭 街全体が盛り上がる

 10月18、19日に開催された三茶祭。今年のテーマは「さんさん輝け!三茶祭~街も君も主役~」。地域とのつながりを大切にし、三茶祭に関わるすべての人が輝く場をつくりたいという想いが込められている。危機管理・スポーツ科2学部を擁する三軒茶屋キャンパスならではのユニークな企画が満載で、会場は大盛り上がりを見せた。
 2階1205教室では「パラコードブレスレット作成体験」を実施。参加者各々が思い思いのブレスレットを作成した。
 また、地元商店街などと一体となって開催された「三茶de大道芸」ではキャンパス内外でパフォーマンスが繰り広げられた。1階公開空地では、大道芸人のココナッツ山本がテーブルクロス引きや体を張ったポールダンスなどを披露。家族とともに三茶祭を訪れた関和哉さん(38)はアシスタントに選ばれ、実際にショーに参加。関さんは「意外性のある結末が面白かった」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
 三茶祭は2日間の開催で、過去最高の8649人が来場。実行委員長の芦名舞優さん(スポーツ科3)は「来場者の笑顔や会場の活気を感じることができ、企画を楽しんでいただけた喜びを強く実感した。10回の節目となる来年、さらに多くの人に愛されるイベントとして発展してほしい」と学部祭を振り返った。

商・砧祭 多世代が盛り上がる

11月2、3日に開催した砧祭のテーマは「Bloom」。思いや個性が大きく咲き誇り、多くの出会いや笑顔が花開くようにとの意味が込められている。
 目玉企画は実行委員が主催するファッションショー「KFC(Kinuta Fashion Collection)」。3日に2号館ひまわりステージで行われた。同企画はポスターやSNSによる公募などで出場者を決定。計6人の学生が参加した。
 コーデテーマは「私服」と「クリスマスデート」。出場者は手作りの洋服などを着用してランウェイを歩いた。その後、観客からの投票を行い、川久保美鈴さん(会計3)が優勝。川久保さんは「出場を決めてから3週間、毎日ファッションショーのことを考えていたので優勝できてうれしい」と笑顔で話した。
 他にもコイン立てなど九つのゲームを時間内にクリアしていく「日商ギネス」を初開催。ゲームごとに参加者のスコアランキングをつけ、同学部のギネス記録を決定する。長い行列ができるほどの大盛況だった。ゲームに参加した親子連れは「鉛筆立てで記録を残せてうれしかった」と満足そうだった。
 2日間の来場者数は6111人。実行委員長の馬場拓真さん(会計3)は「砧祭を無事に終えることができたのは携わってくれた先生や学生のおかげ」と感謝を語った。

理工・駿河台桜理祭 まさかのゲストが

 10月12日に理工学部駿河台キャンパスで開催された駿河台桜理祭。テーマは「理3ix(リミックス)」。
 同日、タワースコラ2階のサブステージで行われた「サイエンスショー」では学生が電気を使わず、シュウ酸エステルを含む蛍光液と過酸化水素を含む酸化液を混ぜて発光させる実験を披露。観覧した須藤耕平さん(物質応用化1)は「既存の知識でも新しい発見がある」と話した。
 また、4階S402教室で行われた「円陣会」のブースでは車の運転シミュレーター体験を実施。参加した綱島聖七(せいな)さん(11)と聖彩(みいろ)さん(10)は「曲がりにくくて、難しかった」と笑顔で語った。
 終盤には、タワースコラ1階のメインステージで「スマイルキャンパスプロジェクト」が開かれた。ゲストとして林真理子理事長、大貫進一郎学長、轟朝幸理工学部長が登壇。
 人気ドーナツ店「I,m donut?」の商品を賭け、クイズバトルを展開。最後は大貫学長、轟学部長が実行委員と一緒に、来場者にドーナツを配布。会場は大いに盛り上がり、駿河台での学部祭は幕を下ろした。
 計1500人が来場した駿河台桜理祭。実行委員長の増田稜大さん(土木工3)は「多くの方々の支えがあってやり遂げられた。来年もさらに良い学部祭にできるように引き継いでいく」と満足そうだった。

理工・桜理祭

 11月1、2日に理工学部船橋キャンパスで開催された桜理祭。テーマは「煌星」。
 人気企画のクイズイベント「賢いだけじゃダメですか?~あなたの知識と勘で挑め!~」が両日に、14号館中庭の特設ステージで開催。多くの参加者が競い合う中、1日目に優勝を果たした鈴木大生さん(電気工4)は「塾講師のバイトの経験が生きた。景品も欲しかったものなのでうれしい」と獲得したスピーカーを片手に笑顔で話した。
 また、両日に14号館5階の1455教室で行われた天文研究会のプラネタリウム。部員のナレーションにより、頭上に映し出された星々について学べる企画。観覧した神影俊輔さん(応用情報工2)は「新しい知識が増えて楽しかった」と振り返った。
 両日、キャンパス内は多くの模擬店でにぎわい、多数の店舗で行列が絶えなかった。中でも「コーラプラス」は都内のクラフトコーラ店で、インターン経験のある大塚康平さん(精密機械工2)が率いる有志の学生で運営。同学部OBの川口大貴さん(33)は「透明な見た目なのにしっかりコーラの味がして不思議」と驚いた様子で話した。
 2日間合計で6627人が来場。実行委員長の木村健汰さん(交通システム工3)は「『船橋桜理祭に来てよかった』と思える学祭を開催できた。委員会は宝物です」と語った。

歯・桜歯祭 歯科医療の魅力発信

 今年の桜歯祭は10月31日、11月1日に開催された。「未来へつなぐ、笑顔の歯学部万博」をテーマに、専門知識を生かした展示や体験型イベントを通して「笑顔の力」を発信した。
 会場では来場者が楽しみながら歯科医療の魅力を感じられる企画を多数展開。本館3階132講義室では「歯のデザイングッズ販売」を実施。本物の義歯と同じ作り方で作られたストラップや、一つ一つ異なる形の歯を模したシルバーアクセサリーなどが販売され、にぎわいを見せた。
 また、本館地下1階の第4実習室では「いちにち歯医者さん」が開催された。同企画では歯科治療で実際に使用されている歯科材料を使用。参加者は学生のレクチャーのもと、虫歯を削り穴に詰め物をする切削・充填作業や模型の歯型を取る作業など、本物の歯科医さながらの体験を行った。
 近所に住む親子連れは「普段受けている治療が、どのようなものなのかを客観的に見ることができて新鮮だった」「本当に歯医者さんになったみたいで楽しかった」と笑顔で語った。
 桜歯祭は2日間の開催で1628人が来場。実行委員長の佐々木康輔さん(歯4)は「歯学を志す学生にとってチームワークと責任感を育む貴重な経験となった。今後も『笑顔でつなぐ医療』を原点に、学問と人間性を磨き続けていきたい」と締めくくった。

生産工・桜泉祭 地域で盛り上がる

 11月2、3日に開催した桜泉祭のテーマは「燈(ともしび)」。桜泉祭の熱気を地域全体へ広げたいとの思いから付けられた。
 生産工学部は千葉県習志野市・大久保商店街の真正面に位置し、桜泉祭では地域住民も多く参加した。2日に行われた「桜泉神輿(みこし)行列」は目玉企画として今年も開催。学生がみこしを担ぎながら同商店街を練り歩き、街を盛り上げた。
 また、両日ともに開かれた「自衛隊広報ブース」は23・31号館間で車両展示や制服試着体験などを実施。3日には陸上自衛隊第1空挺団が協力し、高機動車や偵察用オートバイの乗車体験のほか、空挺団が使用する重さおよそ20㌔の落下傘(パラシュート)の装着体験も行われた。自衛隊千葉地方協力本部の吉野晃全さんは「自衛官のなり手が不足しているのでこの機会にぜひ興味を持ってほしい」と笑顔で語った。
 37号館前では両日にわたり同学部鉄道研究会がミニ電車を運行。乗客は子ども主体だが、体重制限を設けていないため、大人も楽しんだ。
 桜泉祭は2日間で計1万3400人が来場。昨年の9613人をはるかに上回る人数となった。実行委員長の谷藤諒一さん(土木工3)は「実行委員長として人をまとめるのが大変だった。地域の方と交流する中で、生産工学部が信頼されていることを実感した」と振り返った。

松戸歯・松戸祭 学部色強い企画人気

 10月11(内部公開)、12日に開催した松戸祭。テーマは「躍動」で学部色の強い企画が盛況だった。
 12日に204教室で開催された「歯垢(しこう)観察」では自分の歯に付着している歯垢を観察できる。体験した松本彩那さん(5)は「楽しかった。たこ焼きを食べたからこんなに菌がいるのだと思った」と笑みを浮かべて語った。
 201教室では「歯医者さん体験」を開催。虫歯治療後の歯の模型にコンポットレジンという詰め物を入れ、キーホルダーを作る催し。大人から子どもまで多くの人たちが貴重な体験を楽しんだ。
 また同日、50周年記念講堂で行われたのがサイエンスコミュニケーターのおばたDによる「サイエンスショー」。茶色の液体を振ると透明になる実験や特殊なシートに光を当ててさまざまな模様の影を描く実験などが行われ、家族連れでにぎわった。
 ラーニングコモンズでは「松戸祭バザー」を開催。雑貨、酒類などさまざまな品目が並び、幅広い世代が足を運んだ。会場は活気にあふれ、にぎやかな雰囲気をいっそう盛り上げた。
 今年の来場者数は12日のみで過去最多の1407人を記録。実行委員長の袴田杜さん(松戸歯4)は「地元の方に『楽しかった』と声をかけられたことが何よりもうれしかった」と振り返った。

工・北桜祭 ロボット操作を体験

 10月25、26日に工学部の北桜祭が開催された。今年のテーマは「創造・想像」。新しいものを創り出す活動を体験してほしいという意味が込められている。
 目玉企画の「北桜祭エンターテインメント」は北桜祭のマスコット「さくにゃん」の大冒険がテーマで、輪投げ、ボウリング、ボールころがし、ダルマ落としを体験。ゴールではお宝を手に入れることができる。
 ダルマ落としに参加した玉井香菜さん(東京国際大)は「ハンマーが重く、ダルマを落とすのが大変だったが、クオリティが高くて楽しかった」と感想を述べた。
 また、7012教室では「ロボットパーク」を開催。さまざまなロボットを操縦しながら、ロボットの仕組みが理解できる。
 Nintendo SwitchのJoy―Conを使って、ロボットを操縦し、ボールをすくうゲームに参加した金谷ことねさん(7)は「コントロールが難しかったけど、楽しかった」と笑顔で話した。
 毎年恒例の人気企画「のど自慢大会」はメインステージで開かれた。のど自慢ナンバー1を決める熱い戦いが繰り広げられた。
 2日間で合計2450人が来場。実行委員長を務めた高橋悠さん(機械工3)は「無事に開催できたのは、実行委員の仲間や来場者の皆様のおかげ。皆様への感謝の気持ちが堪えない北桜祭となった」と語った。

生物資源科・多種多様な企画

 10月25、26日に開催した藤桜祭のテーマは「画竜点睛~生命と共に~」。
 25日には本館4階の大講堂で、参加者の正答率を競い合うクイズ大会が開催された。オーソドックスな問題だけではなく、学部や藤桜祭にまつわる問題も出題された。見事32㌽を獲得し、1位に輝いた中村綾華さん(29)は、「いろんな種類のクイズがあって面白かった」と、景品のお米を手にしながらうれしそうに語った。
 また、同日に体育館アリーナで行われたお笑いライブでは、四千頭身、ゴー☆ジャス、土佐兄弟、Yes!アキトの豪華4組の芸人が登場。それぞれのネタを披露し、会場内は笑いの渦に包まれた。ライブの最後に、じゃんけんで勝ち残った3人にサインがプレゼントされる抽選会を実施。見事勝ち残った朝原楓さん(森林3)は、「警備を担当する一方、おいしいものを食べ、お笑いも見ることができて楽しかった」と振り返った。
 そのほか、水族館企画や狩猟体験、生物資源科学部ならではの展示も開催。
 2日間の来場者数は1万5827人、実行委員長の久保田将生(国際共生3)さんは「来場者に楽しんでもらうためには、まず主催者である実行委員会が楽しい組織であるべきだと考え、遊び心を取り入れながら、1年間活動してきてよかった」と藤桜祭を終えるまでの思いを語った。

医・翠心祭 100周年で盛況

 11月2、3日に開催された翠心祭のテーマは「百花繚乱」。創設100周年という記念すべき年にふさわしい「百」という言葉を軸に据え、多様な個性が咲き誇る様子を表している。
 注目企画の「カラー写真で見る日大医学部の100年」は本館第一会議室で開催された。同学部の歴史を写した貴重な写真を多数展示。現代の技術を利用したカラー復元も試みられ、白黒写真と共に当時を振り返ることができる展示企画となった。
 2日には基礎棟2階の微生物学実習室で「顕微鏡で見る医学」が行われた。菌類を観察できる顕微鏡が並べられ、中には同学部敷地内の土壌や落ち葉から採取された菌を見ることができる興味深い企画となった。事前予約制で行われた「Gram染色体験」では、大腸菌と黄色ブドウ球菌の観察を実施。ヨウ素液などを使った染色や顕微鏡の操作を学生らが丁寧に説明した。学生同士が知恵を出し合う場面もあり、実習授業のように感じられた。染色体験に参加した田村晃大さん(16)は「顕微鏡でピントを合わせるのが難しかったが、学生さんの補足説明が分かりやすくて助かった」と満足そうに話した。
 2日間の開催で合計1168人が来場。実行委員長の川名栞さん(医3)は「各団体が主体的に動き、互いに支え合うことで全体に一体感が生まれた」と振り返った。

薬・桜薬祭 健康関連企画が人気

 10月25、26日に開催した桜薬祭テーマは「This moment,Ourstory~この瞬間が僕らの物語~」。自分たちの手で物語を紡いでいくという意味が込められている。
 新企画「にちやくWELLヘルスケアカフェ」は両日8号館1階811教室で開催。体組成測定や骨密度測定など、自分の体について知ることができる体験会やBDHQ(簡易式食事歴法質問票)を活用した食生活チェックの展示が行われた。
 26日に行われた貧血測定会を体験した一ノ瀬咲希さん(千葉日大一高2)は「ヘモグロビン量の数値が可視化されていて新鮮な気持ちだった」と語った。
 同日には、公開講座と薬草教室が8号館2階822教室で開催された。講座テーマは「自然が生み出す薬、生薬のお話」。岡田嘉仁明治薬科大学名誉教授が生薬の歴史や定義に関する講義を行い、多くの地域住民が参加。
 受講した女性は「生活の役に立つ情報ばかりで、生薬の細かい作用まで知ることができた」とうれしそうに語った。
 2日間で合計1465人が参加。実行委員長の中畑瞳さん(薬3)は「準備を進めてきた半年間、大変なこともあったが無事終えられてよかった。多くの方と関わり、桜薬祭を一緒に作り上げてきた時間はとても楽しく貴重な経験となった」と、振り返った。

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