メニューの開閉

学生社会

JASMA  家村さん最優秀賞受賞  

微小重力利用の研究発表

微小重力環境下の研究を専門とする日本マイクログラビティ応用学会(JASMA)が、9月14日から16日まで、名古屋市立大学で学術講演会を開催した。

約30組が参加した学生口頭発表で、田辺光昭教授(無重力科学)研究室の家村和輝さん(大学院理工学研究科航空宇宙工学専攻修士課程2)が「燃料二液滴で生じる冷炎振動に関する位相空間を用いた研究」を発表し、最優秀賞を受賞した。

この研究は、日独共同ロケット実験「PHOENIX―Ⅱ」の一つ。2009年から同学部航空宇宙工学科と生産工学部機械工学科が主導するプロジェクトで、学長特別研究に選出されている。

このプロジェクトの研究目的は、燃料を極小の粒と捉えた「燃料液滴」が燃焼(噴霧燃焼)する際に生じると予測される冷炎(燃料の着火前に生じる低温の炎)振動と燃料液滴間の干渉効果などを明らかにすること。

流体の温度差が生む自然対流に左右されず燃焼データを得るため、宇宙空間で弾道飛行させた観測ロケット内の微小重力環境で実験を行う。AI(人工知能)に用いられる深層学習によるデータ解析手法が評価された。

  • 日本大学採用情報
  • 情報募集中
  • ご意見・ご感想