新通信教育部長に聞く 陸亦群教授
多様な学びに寄り添い共に歩む

りく ゆうぐん 中国・上海生まれ。58歳。2001年本学大学院経済学研究科博士後期課程修了。11年から本学通信教育部教授を経て、18年経済学部教授。25年4月から現職。
―基本方針と抱負を。
第一は、入学者数増加に取り組んでいきたいです。現在、通信制大学は「誰もが自らのペースで学べる場」として存在意義が高まっています。
しかし、本学は環境の激化や不祥事の影響により2018年以降、入学者数が減少傾向にあります。そのため「多様な学びに寄り添い、共に歩む」をスローガンに、現代社会のライフスタイルに合わせた本学ならではの教育環境づくりに努めていきます。
現在の入学者数は前後期合わせて1700人弱ですが、年間2000人を目標に入学説明会の強化など、学生募集の方策を進めていきます。
―通信教育部の強みとは。
通信制大学の中でも唯一独立したキャンパスを持っていること。そしてスクーリング(対面授業)を展開していることです。夜間オンライン授業やメディア授業だけではなく、学生自身がオーダーメードで学習スタイルを選択できるのが大きな魅力です。
―通信制高校との連携は。
通信制高校で進学説明会や体験授業を定期開催し、学修内容や就活に対しての不安を軽減できるよう、直接説明する機会を増やしていきます。
今後は、指定校推薦枠を設けることでスムーズな進学を促進していきたいです。
―資格取得へのサポートをどのように進めていくか。
通信教育部はリカレント(学び直し)教育の場として学生のキャリアアップに応えるため、教員・学芸員・司書教諭の資格取得が可能です。
そのため、高校や中学の校長経験者による教職相談室を開いたり、専門のスタッフによる個別相談を行なったりしています。加えて学修や履修の相談ができる「学生・学習支援センター」を対面・オンライン共に設置し、地方在住の学生でもアクセスしやすい工夫がされています。
経験豊富な職員によるきめ細やかな指導で一人一人の学修目的に寄り添います。
―学生にメッセージを。
学び続けることは決して簡単ではないです。しかし、1人で学んでいくわけではありません。困った時は、いつでも教職員に相談してほしいです。私自身も、通信教育部で15年間教員として働いた経験を生かして本学の可能性を一緒に模索していきたいです。
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