新副学長に聞く 兼板 佳孝
連携を取り合い社会に貢献
かねいた よしたか 1998年本学大学院医学研究科博士課程修了。2017年本学医学部教授。24年4月から現職。医師。専門は公衆衛生学。
研究担当の副学長として本学の研究を推進していくと共に活性化を目指します。研究は研究者の自己満足で終わらせずに、社会の中で活用され還元されていくことが大切です。
副学長補佐の先生方とディスカッションを交えながら、産学連携や地域連携、外部資金の獲得を図っていきたい。大学全体として社会貢献できるようにテーマや研究成果の発掘も後押しをしていきます。
連携を促進する
昨年のアメリカンフットボール部違法薬物事件では、本学の対応の不手際やガバナンス不全の問題が明らかになりました。同事件のみならず、以前から不祥事が続いていますが、本学では改革を進めている途上です。
同事件では情報共有の不備やコミュニケーション不足が指摘されています。今後は事案が発生した際には情報を共有して学内全体で知恵を絞っていく。理事長と学長だけではなく、学部長などとも連携を進めていくことが肝心です。
副学長に就任して1カ月半。「日本大学改善改革会議」や「寄附行為等改正検討委員会」などの重要会議に出席しています。これからも本学運営の改善・改革を目指して積極的に務めていきます。
学部間を越えて
本学の強みは「総合大学」ということ。さまざまな学問分野に研究者がそろっています。しかし、キャンパスが全国各地に分かれており、学生や教員同士が学部を越えて関わりを持つことができないという弱みを抱えています。16学部を束ねるには本部に上がってきた成果を単に羅列するのではなく、有機的に統合していく必要があります。
全学部の研究を副学長補佐の先生方と一緒にコミュニケーションを取りながら学部間を越えた一大連携に引き上げていく。一つのテーマを多様な角度から取り組めるような環境を整備し、研究の発展を目指していきます。
大学の目指す姿
学生一人一人が本学に入学して良かったと思ってくれるような大学にすることが目指す姿です。地方の国立大学で勤務していた際に、本学卒業生からさまざまな支援を受けました。その経験からも私自身、総合大学である本学に入学して良かったと確信しています。これから副学長の一人として学生が満足してもらえるように貢献していきます。
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