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新体制発足から1年

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新生日大へ改革「6合目」

林真理子理事長と酒井健夫学長は7月11日、新体制の発足から1年が経過したことを受けて東京・市ケ谷の日本大学会館で記者会見を開いた。1年間の主な取り組みを振り返った上で、新生日大への改革は「6合目」(林理事長)と自己評価。旧体制の膿を出し切るとの姿勢から、私学助成金不交付に関する追加訴訟を検討中であることを明らかにした。

 

会見冒頭で林理事長は「理事長・学長セレクト講座」の実施、理事会の議論活発化などを挙げ「私の不甲斐なさにがっくりきたこともあったが、日を追うごとに学内の協力者も得て力をもらっている」とこの1年を総括。今後も「新生日大」実現に向け取り組む姿勢を示した。

また、本学がことし3月に田中英寿元理事長らに提起した背任事件に関わる訴訟のほか、「不正事案洗い出しのための特別調査委員会」の調査内容に基づいた新たな訴訟、私学助成金不交付に対する訴訟も今後検討していく考えを公表。旧体制の後始末については「9合目」だと評した。

さらに、東京都千代田区にある本学所有の音楽ホール「カザルスホール」については2026年6月の新装オープンが決定し、ことし10月、東京都港区のサントリーホールでキックオフコンサートを実施することも発表された。

酒井学長は、これまでの新体制下の管理運営体制のチェック体制、役員任期などの具体的な改善について、データを交えながら強調。「日本大学の再生復興のため、林理事長と協力しながら全身全霊で臨んでいく」と述べた。

教学面の具体的施策としては、学生の学修環境に資するため、全学部のトイレ改修と学生食堂の整備を進めていくことを明らかにした。

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