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総合

日本海水学会  亀井講師に奨励賞  

  • 生産工学部

海水からCa、Mg炭酸塩合成

 生産工学部の亀井真之介専任講師(無機材料化学)は、海水からカルシウムとマグネシウムの炭酸塩を合成する研究で、このほど日本海水学会から奨励賞を受賞した。

 カルシウム、マグネシウム炭酸塩は、コンクリートなどの建築材料や化粧品、食品添加剤などに使われており、生活に欠かせない原料の一つ。

 亀井専任講師は、海水から塩を作る際に得られる「にがり」に超音波を20~30分間照射し、カルシウム、マグネシウム炭酸塩を容易に合成する方法を確立した。

 この方法では、鉱山から採掘される天然の原料よりも細かい粒子を合成することができる。不純物が含まれないため従来より短時間で効率的に高品質な原料を生み出すことが可能。

 また、カルシウムとマグネシウムは有害ガスと反応しやすい性質を持っているため、今後は合成した原料を用いて二酸化炭素などを回収する研究を続けていく。

 亀井専任講師は「脱炭素社会の構築に寄与していきたい」と受賞の喜びを語った。