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ブランドイメージ調査  学外から厳しい評価  

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高校生保護者8割「受験させたくない」

「令和4年度 日本大学ブランドイメージ調査」(定量)の分析概要がこのほど明らかになった。競合大学と比較した本学イメージは学内からは悪くないものの、学外の評価は低かった。特に一連の不祥事に対する影響は大きく、高校生保護者の8割が「受験させたくない」と厳しい評価だった。

調査は学内(本学全学部、通信教育部、短期大学部の学生、教職員)、学外(調査会社がモニターとして選んだ高校生、高校生保護者、一般層)を対象に、計6477人(学内4677人、学外1800人)から回答を得た。

学内向けには昨年12月19日からことし1月13日、学外にはことし2月2日から10日にかけて調査を実施。比較する競合大学としては早稲田、慶応、明治、中央、専修、法政、駒沢、東洋の8大学を選んだ。

29個のイメージ項目に対し、本学について本学学生は「有名」「社会で活躍している卒業生が多い」「スポーツ活動に熱心である」が上位を占め、競合大学との比較で14項目が3位以上の高評価だった。下位のイメージとして「誠実」「知的」「センスが良い・かっこいい」が挙がった。

一方、高校生は「有名」「スポーツ活動に熱心である」のほか「おもしろい人が集まっていそう」が上位。競合大学比較では、最も多かった「有名」でも7位と低く、3位以上は5項目に留まった。特に「教員が魅力的である」「女性に対する配慮がなされている」とのイメージは低かった。

また、本学の認知度については「よく知っている」「まあ知っている」「名前だけ聞いたことがある程度」を合わせると一般層93・4%、高校生92・8%、高校生保護者97・3%と全階層でそれぞれ9割。しかし、「名前だけ聞いたことがある程度」を除くと全階層で約4~6割に低下。各階層を居住地域別に見ると、いずれの回答も関東在住者よりも関東以外在住者の方が認知度が低かった。

一連の不祥事を受けての本学への「受験意向変化」については、一般層、高校生保護者のそれぞれ約5割が「とても受験をさせたくない」と回答。「やや受験させたくない」を合わせた回答は7~8割に上った。

そのほか本学への評価について、本学学生は満足度56・3%、受験推奨59・7%と過半数を占めた一方、好意度は46・6%、愛着度は40・5%と半数以下。

その中で好意度を階層別に見ると、本学職員(74・5%)、同教員(66・2%)、同学生、高校生(30・7%)、高校生保護者(17・5%)、一般層(13・2%)の順となり、「内高外低」の評価が示された。

調査結果は今後、本学ホームページの改修や、本学の社会的信用向上を図るための広報活動などに活用していく予定。

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