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自動運転の実験開始  産官学連携で技術協力へ

本学は静岡県や東急などと産官学連携による自動運転の社会実装に向けた実証実験を開始した。ことし8月に国際関係学部と同県が連携協定を締結し、同学部は理工学部と学部間連携を図り、11月には沼津市での自動運転車の本格的走行実験に参画。

トヨタ自動車が2024年に開設予定の次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」(同県裾野市)とJR三島駅を自動運転で結ぶ将来計画に向け、本学として技術協力を進めていく。

同県は自動運転など新技術を活用した移動サービス導入による地域交通の課題解決の検証を目的に、19年度から「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」を開始した。

理工学部の交通システム工学科・藤井敬宏教授(都市交通計画)は、国際関係学部の三島駅北口校舎を自動運転車の導入基地として運用する情報ハブ拠点を提案している。

11月に実施したJR沼津駅南口と沼津港間約3㌔㍍を走行する実証実験では、同校舎内に自動運転の「遠隔コントロールセンター」を設置‖写真(下)。公道を使用した自動運転車の走行状況をリアルタイムで監視したり、自動運転車の運行可否の判断支援を試行したり、2台の車両を1人の監視者で同時に監視する実験を行った。

情報ハブ拠点の機能としてはさらに、「学生コンシェルジュセンター」(仮称)の設置を国際関係学部の矢嶋敏朗准教授(観光学)と共に提案。多言語や観光学を学ぶ学生コンシェルジュを配置し、来訪者の案内や応対を学ぶ場としての活用も検討する。

沼津市内での実証実験で使用した自動運転車「シーラカンス号」は8人乗りのEV(電気自動車)で、車体には自動運転に必要な4台のカメラとレーザーレーダー3台を搭載。走行ルートの電柱には自動運転の死角エリアを検出するセンサーや通信機能を持ったスマートポールを取り付け、走行・停止時の高い安全性を確保した。

11月11日の実証実験には自動運転車に渡辺武一郎国際関係学部長、青木義男理工学部長が試乗した。同日午後には国際関係学部三島駅北口校舎内で「産官学連携による未来へ繋ぐ地域連携情報ハブ拠点」と題する座談会も開催。両学部長のほか矢嶋准教授、藤井教授、理工学部の石坂哲宏准教授(交通工学)、静岡県交通基盤部、東急インフラ事業部の関係者が登壇、自動運転の社会実装に向けた地域交通の課題解決を目指す意見交換が行われた。座談会は、オンラインで配信され、教員・学生が視聴した。

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