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総合

生物資源科  食品加工実習所優良工場に  4期連続JAS認定

生物資源科学部の食品加工実習所は、4期連続で日本農林規格(JAS)の優良工場に選出された。JASとは食品や農林水産品の取り扱い方法などについて国が制定した規格。優良工場に選出されるには、衛生状態や品質管理状況など合計11項目で高い評価を得る必要がある。

同実習所は、国内の大学で唯一JAS認証を受けている。所内にはソーセージの腸詰めを行う装置や燻製(くんせい)加工ができるスモークハウス、レトルト装置などを常備しており、学生にとっては衛生管理や食品加工の一貫した工程の実践的理解を深める場となっている。

現在使用している原料肉は全て国産豚で、ソーセージや、学生が考案したレトルト品のトマトスープなど15品目を製造している。ロースハムやベーコンなどは牛脂や食品添加物を注入し人工的に加工するインジェクションという方法を使わず肉本来のうまみを引き出している。

同実習所の前身は1934年に設置された東京高等獣医学校の畜産製造加工室。51年に同学校が本学と合併し引き継がれ、2001年に東京・三軒茶屋から神奈川県藤沢市の湘南キャンパスに移転した。

将来的に同実習所は学科改編に合わせ、宇宙食の開発にも取り組む予定だ。所長の竹永章生同学部教授は「この実習所で作った食品をさまざまな人に、食べてもらいたい」と今後に期待を寄せる。

注文は同実習所窓口またはファックス、メールで受け付けている。詳細は同学部ホームページ。

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