文理大澤助教「世界を変える30人」に ドラえもん研究で選出
文理学部の大澤正彦助教(人工知能)がこのほど、世界的経済誌の国内版『Forbes JAPAN』の「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2022 日本発『世界を変える30歳未満』30人」に選出された。
この30人は、グローバルな活躍が期待され、業界の常識を覆す挑戦をしている30歳未満の日本人を対象に選ばれる。「ドラえもんをつくる」ことが研究テーマの大澤助教は「審査員の熱意を知った時、実感が湧いてきてうれしかった」と受賞の喜びを語った。
幼少期から「ドラえもん」に夢中だったという大澤助教。物心のついたころにはすでに「ドラえもん」をつくることを考え、慶応義塾大学4年時にAI(人工知能)を扱う研究室に入室した。
「ドラえもんをつくる」プロジェクトを2014年に設立。「ロボットがロボットを発明するようになる」といわれる30年後、44年のプロジェクト完了を目指し、未来を担う若手中心に研究を開始した。
プロジェクトは4段階で達成される。第1段階のロードマップづくりはことし4月に完成。現在の第2段階は「ドラえもん」製作のためのパーツづくりで、29年までに終える。36年までの第3段階、44年までの最終段階では「世の中の全員に『これは私にとってのドラえもんだ』と認識される」ドラえもんづくりに専念する。
研究当初から掲げていた「ドラえもん」が社会が認められる存在になるという目標の達成まで、大澤助教たちの一途な研究は続いていく。
大澤助教と試作の小型ロボット
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