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永井荷風展 孫・壮一郎さん訪問  貴重な資料を熱心に鑑賞

本学図書館が主催し、7月5日から8月8日まで本学図書館法学部分館で開催された「深掘り一冊展覧会 永井荷風『濹東綺譚』」に、荷風の孫にあたる永井壮一郎さん(66歳)が7月21日、鑑賞に訪れた。

荷風は明治中期から戦後にかけて活躍し、谷崎潤一郎や三島由紀夫らとともに「耽美派(美を人生の最高の価値とする文学流派)」を代表する小説家だ。

展覧会には荷風が友人に贈った私家版や初版本、朝日新聞連載当時の切り抜きなど、小説『濹東綺譚』に関する貴重な資料が展示された。壮一郎さんは「私も初めて見る資料がたくさんある。教職員や学生らに見てもらえる場所に展示してもらい、子孫としてとてもうれしい」と話した。

『濹東綺譚』は墨東(隅田川東岸)・玉の井を舞台に、主人公の大江匡(ただす)と娼婦のお雪の出会いと別れを描いた荷風の代表作。

展示品を鑑賞する壮一郎さん(中央)

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