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総合

再生会議、答申へ議論大詰め  順法精神ある理事長選出を

本学組織の抜本的な改革を審議する「日本大学再生会議」(議長=矢田次男弁護士)は、3月末に策定する答申書に向けた議論が大詰めを迎えている。3月7日の第6回会議までに各委員の提言に基づく議論を終え、独裁的リーダーを排し順法精神と品位ある民主的リーダーとしての理事長の選出方策や、理事会および評議員会の活性化策としての外部人材の登用などについて議論した。
本学ホームページで公開された議事要旨によると、加藤直人理事長・学長が宣言した、不正の温床を生んだ田中前理事長による組織体制からの「永久の決別」を支持し、本学の新生を宣言する提言を明確化するとの方針を第4回会議で示した。その上で「独裁的な指導者を排し、順法精神と品位ある民主的指導者を理事長に選ぶ方策の策定」を掲げた。
第5回会議では具体的な論点を踏まえ「理事長、学長または校友会会長が理事・評議員の多数を恣意(しい)的に選ぶことを許さないルール」や、不祥事が本学本部において発生したことに鑑み「教学の重要性、教学の優位を前面に打ち出すシステム」などの構築について議論された。
さらに第6回会議では理事会、評議員会の活性化について議論され、理事、評議員の相互監視の実効性確保のため、それぞれの構成員について、本学と利害関係のない外部人材の登用やジェンダーバランスの検討など、多様性を図ることのできる組織体制の構築について議論された。そのほか、学長、学部長の選出方法などについても話し合われた。
各委員の提言に関する議論は第6回までに終え、答申書の案を作成。3月14日以降に開催する第7回・第8回で同案を検討し、3月末までに最終答申書を策定して本学に提示する計画となっている。

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